わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・哲学・思想の読書日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

古井由吉『ゆらぐ玉の緒』

「人違い」。知人とともにバーを訪れた二十歳の「私」は、バーのママに言われて、終戦の年の、東京での大規模な空襲の時におにぎりをめぐんでもらった女性がママだったことに気づき記憶が甦るのだが、しかし「私」が被害にあったのは荏原、ママは芝、と場所がまるで違う。おなじ時間、おなじ経験を、別々の場所でしていることの偶然性、というより物語性。

 

 

ゆらぐ玉の緒

ゆらぐ玉の緒

 

 

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