わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・哲学・思想の読書日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

古井由吉『ゆらぐ玉の緒』

「年寄りの行方」。数十年会わなかった、さほど親しくもない学生時代の友人との偶然の再会。そして彼から聞かされた、やはり数十年会うことのなかった彼の父との、親類と他人の境界線をゆらゆらとふらつくような、微妙な関係。そのあやしさに、それから十七年が経ち、彼の父の年齢にかなり近づいた年寄りの自分のあやしさを、不安定ながら重ね合わせている。

 

ゆらぐ玉の緒

ゆらぐ玉の緒

 

 

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