わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

大澤真幸「〈世界史〉の哲学」近代篇14 銀行というなぞ

「群像」2018年1月号掲載。今月から表紙のデザインテイストが変わった。抽象的な写真作品。去年の2Dのフラットデザイン的グラフィックもよかったが、こちらはもっと好きだ。

 まだ半分も読めていないのだが…資本主義にとって不可欠な制度である「銀行」の存在と、王制の関係性。そしてさらに、銀行(における信用取引)とキリスト教の終末論の関係にも言及する…のだろうな。預金と融資のバランスから成り立つ銀行業は債務超過や支払い過多による破綻という可能性があり、これはキリスト教の終末論に通じる部分がある。だが銀行は、そうは考えずに取引を無限に拡大していく。この姿勢は、キリスト教徒が「終末でも自分は(保証はないし確信もないが)救われる(のだから、必ず救われるようにするために教義を守り道徳的に生きる)」と考えるのに似ている…のかな。わからん。

 

群像 2018年 01 月号 [雑誌]

群像 2018年 01 月号 [雑誌]

 

 

f:id:catkicker001:20171209224155j:plain