五時四十五分起床。昨夜は二十二時過ぎに緊急の対応をする必要が生じ、十二時過ぎまでかかりきりとなった。思考能力にダメージが出るので徹夜は絶対にしないことにしているが、この程度の夜の仕事でも、ここ数年は翌日にはそれなりの疲労を引きずることが多くなった。とはいえ、呆れるほどのポンコツになるわけではない。朝の目覚めの、体と脳味噌が、ただひたすらに重くなる。ただそれだけだ。だが、それが一番やっかいなのかもしれない。
曇天。午後からは雨が降り出した。
仕事。午前中は某アクセサリー関連の企業の件。懇意にしている経営コンサルタントからの案件。このアクセ会社、小さな会社だが、元気があるらしい。「コスチュームジュエリー」という言葉をはじめて知った。
パンで昼食。
午後は雨の中、歯科医に寄ってから打ち合わせのために後楽園へ。歯ぐきの腫れ、どうやらピンポイントで歯根あたりが悪くなっている場所があるらしい。来週、麻酔をかけて処置をすることになる。それで治らなければ、歯を削って治療するとのこと。
打ち合わせでは、ひさびさに新潟に事務所のあるデザイン会社のみなさんとお会いした。
夜は事務処理やら、打ち合わせ内容の整理やら。
夕食は赤魚のみりん干しを食べた。
読書は円地文子「家のいのち」(「群像」2016年10月号・短篇名作選特集に掲載)。戦後、年金やら恩給やらをカットされて困窮した元帝国軍人の夫婦と、そこに住む家の運命。