六時二十分起床。曇天。雨は降っていないようだ。じゃれつく葵を適度にかまいつつ、身支度する。
換羽中のコジコジのカゴを念入りに掃除。家の中も念入りに掃除。作業するほどに汗ばむ。湿度は高い。
西荻で買い物を済ませてから、パンで昼食。アンセンのクロワッサンとミニ食パンがうますぎて、おなかいっぱい。
午後は仕事。某案件のフレーズ作成。
十四時、依頼しておいたエアコンクリーニングの業者が来訪。かなり若い。二十代後半じゃないかな。清潔な印象。仕事も実に丁寧だった。「くらしのマーケット」というハウスキーピング系のサービス業者斡旋サイトから依頼したのだが、この方を選んでよかった。またお願いしようと思う。
夕方はランニングへ。上井草から石神井へ向かい、石神井公園をぐるぐる回ってから善福寺川沿いを経由するコース。16.3kmを、1時間31分。石神井は坂が多いので、距離以上の疲労を感じたが、でも心地よい。成長したカルガモたち。そしてゲーゲーと汚く鳴くオナガ。石神井も善福寺も、そろそろカイツブリが出てくるんじゃないかな。
夜はテレビ東京の、東京湾につながる川をボートでめぐる旅番組を観た。東京は水の街でもあるのだとつくづく感じる。ぼくも、つい善福寺川沿いや石神井池をランニングコースに選んでいるわけだし。昔、「タモリ倶楽部」でおなじような企画をしていたのだが、あれもおもしろかったなあ。NHKの「ヒルブラ」でもやっていたような。
読書は古井由吉「雨の果てから」(「群像」2018年8月号掲載)、そして大澤真幸「〈世界史〉の哲学 近代篇20 神に見捨てられた世界の叙事詩……なのか?」(「群像」2018年7月号掲載)。後者はフォールディングというイギリスの作家が1749年に発表した『トム・ジョウンズ』を中心に、明確なプロットを持つ(『パミラ』や『ロビンソン・クルーソー』よりもさらに)近代的な小説の起源を探っている。偶然的必然に基づくサイコロ賭博的小説観というのは、よくあるものなのだろうけれど、おもしろい。