わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

品質と手応えと

 五時三十分起床。雪の積もる住宅街の路地で道に迷い彷徨っていると、散歩中のマルチーズに手をかまれる夢を見た。手のひらの皮がペロリとめくれてクレーターのようなものができているが、血は一滴も出ていない。痛みもない。

 午前中は喘息の定期検診のために近所のクリニックへ。まったく問題ナシ。しかし最近の悪天候が原因で喘息発作を起こす人が増えているという。待合室でも咳が止まらず苦しんでいる女性がいた。彼女が咳喘息なのかほかの疾患なのかはわからないけれど、つらそうだった。ぼくが喘息発作を起こした時のように、ネブライザー吸入を受けたようだ。

 カツ丼弁当で昼食。

 午後は書斎にこもって仕事。停滞気味だった某案件が一気に動き出した。来週はちょっと立て込みそう。

 十七時、キヤノンのサービスマンの方が来訪。複合機の調子が悪かったのだが、静電気が原因だったようだ。今使っている機種は非常に品質が安定していて壊れないと評判らしい。なるほど、たしかに以前のものよりサービスマンに来てもらう頻度は減っている。印刷も美しい。

 夕方、軽くウォーキング。途中で急にエネルギーが切れたようになり、歩いているだけなのに、足がうまく動かなくなり、全身がけだるくなった。それでも、それなりの速度では歩いているのだが。

 カレーで夕食。食後は梨を食べた。最近人気の「あきづき」という品種。リンゴほどではないが、皮がちょっと赤い。甘くて水分もたっぷりなのだが、梨としての個性はちょっと弱めかな。二十世紀のような、これぞ梨、という手応えがほしくなった。

 

 読書は古井由吉「行方知れず」を少しだけ。「群像」2018年10月号掲載の、1年以上つづいた連作の最終回。著者の回顧録的な印象があるけれど、硬質さと柔らかさの同居した文体が過去と現在を自在に行き来する様は、読んでいて恍惚となる。一言ずつ丁寧に理解しながら、情景をイメージしながら、なので、読むスピードは異様に遅くなるのだけれど。

 

群像 2018年 10 月号 [雑誌]

群像 2018年 10 月号 [雑誌]

 

 

 

仮往生伝試文 (講談社文芸文庫)

仮往生伝試文 (講談社文芸文庫)

 
鐘の渡り

鐘の渡り

 
やすらい花

やすらい花

 
雨の裾

雨の裾

 

 

 

 

 

▼妻の作業を邪魔するのが、最近のメインの仕事なのだそうだ。

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