「群像」 2018年11月号掲載。昨日届いた。今日の朝刊に文芸誌4誌の広告が出てたなあ。毎月恒例。「群像」は、金子薫の新作、佐々木敦の新連載評論、高橋源一郎の平田オリザの対談、がメダマかな。
それはそうと、「レンマ学」。って、まだ半分くらいしか読めてないんだけどさ。数学的見地からロゴス的な思考(意識?世界観?世界認識?)であるとレンマとを比較している。ロゴス的な数が1,2,3…と序列的で加算的で和算(足し算)的である一方、レンマ的な数はすべての根源としての0とそこから生成した1(っていう理解は間違ってるかもしれないし乱暴な気もする)からなり、マトリックスの縦と横とを積算したような関係にあるから、序列的ではない。そして量子的であり、モナド的。
数学がもっとわかれば、さらにおもしろく感じるのだろうなあ。オレ、微積分とか、考え方が理解できてないよ。
現代のAIはロゴス的な思考ができるように開発されているが、直感的で無意識的(というか生物的)とも言えるレンマ的思考には基づいていないので、人間とまったく同じような思考や判断はできない、といった主旨のことが書かれていて、ちょっと感動。