五時四十分起床。今日から十月だというのに寝汗がひどい。
仕事。昨日、今日とやたらに慌ただしく、脳みそを一時停止させるタイミングがほとんどない。数は多くないのだが、複数の案件を、それぞれの状況に応じてとっかえひっかえ作業し続けた。
日が暮れてからウォーキングと思い家を出たが、電話やらメールやらに追われ、いつものようにチャッチャと歩けず。それでもなんとか3km。
夜は状況が落ち着いた。明日も忙しそうだ。いいことだ。
今日から消費税が食品以外は10%になったが、牛乳パックを一つ買っただけなので、全然実感できていない。
数日前から、古井由吉のエッセイ集『楽天の日々』を読みはじめている。古井さんの、リズムが整っているのに軽くブレイクを入れたような印象があり、それでいてずっしり重く、切れ味もいい不思議な(というより誰にも真似できない)文体がとても気に入っている。独立して数年目の頃、文章修業と称してエッセイ集『ひととせの』一冊をまるまる書写したことがあった。いや、正確には『ひととせの』が連載だった頃に、掲載されるたびに書き写したんだっけ。金子光晴の『どくろ杯』も写したなあ……。