五時四十五分起床。生活のリズムがルーズになるとたちまち仕事にもボロが出るので可能なかぎり同じ時間に起きて同じ時間に腹を満たし、という生活を続けるようにしているのだが、目覚めの時間だけは、アラームを設定した時刻よりも必ず五分、十分、ひどいときは三十分、と早くなる。焦りのようなものがレム睡眠ノンレム睡眠のリズムに知らず知らずに影響を及ぼすのか、それとも、そもそも眠りそのものが満たされている、もういい、これ以上寝る必要はない、と体が訴えているのか。よくわからないが、近ごろまた電車での移動中や風呂の中でよく眠るようになってしまっているのだから、体が睡眠を求めていない、というのは間違いなのだろう。
仕事。十時三十分、小石川にて打ち合わせ。しばらく休眠していたものが再始動する。うれしいし、ありがたい。
荻窪に戻り、洋食亭ブラームスで昼食。ハンバーグカレーというベタなメニューを頼んでしまった。だが、安定のうまさ。洋食屋さんのカレーの味はなかなか家庭では出せないので、つい注文してしまう。
夕方は事務処理にかなり時間を費やした。一通り記帳やら何やらを済ませてから、今日の打ち合わせ内容の整理。さて、ここからどう進めるか。
古井由吉『楽天の日々』。古井さん、小説でもエッセイでも、漱石に言及することが多いような。そういえば、漱石の漢詩について述べた本があったなあ。