昨日は風邪気味で夕方は数時間ほど横になっていた。そのせいだろうか、夜中に何度も目が覚めてしまった。もう何年も、いや二十年くらいか、五時間から五時間半程度の睡眠がつづいているので、それ以上長く眠れなくなってしまっている。若い頃は一日三時間、二時間ということもあった。今はさすがに無理だな。五時四十分起床。
仕事。某案件のアイデア出し、そして午後は別の案件のアイデア出し。こんな時は不要になったコピー用紙の裏側にひたすら手書きで考えを広げ、アイデアを書き留めていくことになる。腱鞘炎に苦しんでいた頃は筆圧がほとんどいらない万年筆をよく使っていたが、今はHBの鉛筆かシャープペンシルだ。
夕方、ウォーキング。保育園帰りらしい親子と最近できたばかりの女性向け漢方薬局の前ですれ違った。母親が、ふーん、漢方薬局だって、こんなのできたんだってさー、と子どもに話しかけていたが、子どもは五歳児くらいだろうか、おそらくわからないだろう。かんぽうって何?という感じだろうなあ、質問されたら母親はどう答えるのだろう、と気になった。だが、確認することは当然ながらできない。
石沢麻依『貝に続く場所にて』。寺田寅彦の幽霊の記憶と会話。なんなんだろう、このおかしな感覚は。