早起きする気などないのに目が覚めた。蒸し暑い朝の空気で空っぽの胃袋が湿気に膨れるのを感じながら、とりあえず花子、とゴハンを与えた。七時だ。いつもよりは遅い。タオルケットを握り、花子がいる書斎に倒れてみると、暑いというのに身体をピタリと寄せ…
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