わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2006-04-23から1日間の記事一覧

加藤典洋『テクストから遠く離れて』

読了。すこしずつ読んでいたけれど、ずいぶんかかったなあ。 文学作品を、作者の存在を不在のものとして、つまり作品としてというよりも「テクスト」として読む。テクストは誰が書こうと、作者の手を離れれば文学作品でしかない。テクスト論とは、ものすごく…

富岡多恵子『動物の葬禮|はつむかし』

「魚の骨」読了。働きたくないから、という理由で突然会社を辞め、六年間も自宅に引きこもった父。そして、アルバイトをつづけながら大学に通い、自宅では庭に自分が住む小屋を建てて家族と別居している主人公・英次。父が「父」であることを放棄しているな…

猫のバードウォッチング

八時起床。天気予報は雨と報じている。今すぐ降り出しても納得できるくらい厚く重たい雲が切れ目なくつづく。が、まだ降らない。いつまで持つかな、と思いながら身支度する。天気が気になるのか、春になり活発になったスズメやヒヨドリやシジュウカラ、セキ…