わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2006-05-03から1日間の記事一覧

山本昌代『デンデラ野』

「豚神祀り」を読みはじめる。女房に逃げられた豆腐屋の淑三は、ヒステリーを起こすようになった小学五年生の娘、そして野球部にいたが女房失踪後は登校拒否をつづける中学三年生の登との三人暮らし。ある日、娘は同級生の男子にもらったというブタを自宅で…

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2

ヤフーで無料公開中のものを鑑賞。十年近く前に劇場で観ているが、改めて観てみるとダイジェストとして異様なまでに完成度が高い。意図的な物語の解体が、逆にこれまで物語によって解体されつつ構築されるような扱いだった登場人物たちの心理に、ひとつの柱…

もはや憲法公布を祝う日ではない

憲法記念日である。形骸化しつつある進駐軍おしきせの憲法を捨て、日本人の手による日本のための憲法をつくるべきか。形骸化の解消こそを目指し、断固としてこの世界唯一の平和憲法を守り抜くべきなのか。すこしぐらい考えたところで結論などでない。ならば…