わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2006-07-11から1日間の記事一覧

小島信夫『うるわしき日々』

障害のあるアル中である五十五歳の息子を受け容れてくれる病院を探す老作家夫婦。

ダリに眠りをさまたげられる

夜は寝室にもなる書斎に、ダリのポスターが貼ってある。上半分は「記憶の固執の崩壊」という作品。誰もが知っているダラリくにゃりと曲がった時計が描かれた作品だ。下半分は真っ赤な地色に白抜きで「私はダリでしょう?」「ダリ回顧展」と書かれている。そ…