わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2006-09-19から1日間の記事一覧

高橋たか子『墓の話』

ドキュメンタリーとフィクションが一体となった、ちょっと妙チクリンなかたちの作品らしい。「第一話 痕跡・痕跡・痕跡」を読みはじめる。パリ駅から長距離列車に乗り、ストラスブール駅に向かう主人公。途中、第一次大戦の戦場であったマルヌ河で過去の戦い…

堀江敏幸『いつか王子駅で』

最近気に入っている作家のひとり。『河岸忘日抄』はショッキングだった。異国という舞台とは言え、日常をあそこまで高尚かつ哲学的に描ききるとは。本作は都電荒川線沿線が舞台みたいで、どちらかというと『雪沼とその周辺』に近いのかな?いつか王子駅で (…

ジャズは図書館で

六時五十分起床。秋晴れの涼しげな朝。白いサインペンで真横にぎゅっと短く線を引いたようなかたちの雲がマヌケに浮かんでいる。ジョギング。 午前中は銀行と郵便局めぐり。ちょっとだけ図書館に寄り、CDを借りる。Modern Jazz Quartet「Django」、Charlie P…