2006-12-09から1日間の記事一覧
みんないい子でした。
この作品を軽妙かつユーモラスにそして命の尊厳を描いた作品、などと評しているのをあちこちで見かけたが、うーん、違うんじゃないかな。これは、死を間近に感じはじめた、まともな愛を知らぬ男が、九十歳にしてはじめて他人を愛することで自己愛を恢復する…
毎年、暮れになると野村家・茂山家の東西狂言一族が三鷹に集まり、より多くの方に古典芸能である狂言を親しんでもらうために、こうした会を開いている。ぼくが観に行くのは、今年で二回目。 冒頭に我らが狂言サイボーグ、野村萬斎氏が軽〜い文化人的なニオイ…
八時三十分起床。窓を開けると、雨。もう時雨という言葉も使えない、だがこれは長く降りそうだ、静かに、ゆるやかに、だが「寛やか」や「緩やか」といった漢字は当てはまらない、冬にしかないほんのわずかの厳しさを含んだ細かな雨が散り、そして舞う。 午前…