わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

デジカメ・IXY DIGITAL 800IS

愛用していたFinePixは130万画素で、筐体もデカイ。購入から5年、いや、6年か、今ではさすがに使用に耐えられないスペックとなってしまった。というわけで。コンパクトでデザイン性の高い筐体にまず満足。操作性もよい。わが家のペットなどをちょっと撮って…

いろいろもらった日

八時三十分起床。七時半には目が覚めたのだが、花子が甘えてくるので起き上がることができなかった。猫は強力な磁力をもつ。カミサンなんか、その磁力にやられっぱなしだ。 午前中は掃除。午後の買い物のために、リビングのカーテンのサイズを図る。図り方が…

青山真治「夜警」(「群像」06年10月号)

バブル崩壊により建設中止となり現在は廃虚と化したビルを警備するバイトをする主人公は、同僚の酒井さんが愛人を情事の最中に不注意で殺してしまったのを知り、死体遺棄を手伝う。具体的には、廃虚ビルのエレベーター室(だったかな?)の穴の中に死体をブ…

高橋たか子『墓の話』

第三話「或る小説」読了。第二話は、ひととひとが惹かれあいわかりあうという、不思議な(魂の?)結びつきを、「墓」(と「死」)を通じて描き、今度はひとがひとを憎しみ殺すが、殺すことによってより深く相手を慈しむようになるという、これまた不思議な…

Brian Eno「Another Day on Earth」

イーノの作品はインストしか聴いたことなかった。でも、ヴォーカルものもいいですな。インストよりも地に足がついた感じ。Another Day On Earth [解説付・ボーナストラック収録 / 国内盤] (BRC128)アーティスト: ブライアン・イーノ出版社/メーカー: BEAT RE…

David Sylvian「The Good Son vs. The Only Daughter」

「Blemish」はあまり好きでなかったので買わなかったのだけれど、なんとなく気が向いたので購入。予想以上にポップな仕上がりで驚いた。Good Son Vs Only Daughter: Blemish Remixes (Dig)アーティスト: David Sylvian出版社/メーカー: Samadhi Sound UK発売…

BOSE PC用スピーカー「Media Mate II」

高音の歯切れのよさにびっくり。中音の伸びもよい。低音も、予想以上にメリハリが出ている。まるでこもらないし、薄っぺらにもならない。うーん、iMac G5の内蔵スピーカーとは比べ物にならんな。

風は風のもとである。

ふと目が覚める。六時四十分。目覚ましをセットし忘れていたが、起きる予定の時間ちょうどに起きた。体内時計が正確なのか、それともただの偶然か。 ジョギング。2km。日に日に、すこしずつ冷やかさを増してゆく秋風に煽られたり立ち向かったりしながら走る…

うそつき

六時四十分起床。ぷちぷち、35g。どうも飼い主がそばにいると食べることよりもかまってもらうことのほうにばかり意識が向かってしまうらしい。困った。 ジョギング。2km。秋風が心地よいが、走り終わるころには夏の名残を思わせる陽の光が、いくぶん強めに射…

東京芸術大学美術館「日曜美術館30年展」

NHK教育テレビの「日曜美術館」「新日曜美術館」で取り上げた作品が一同に会するという、番組ならではの企画展。個人をフィーチャーした企画展にはない多面的な展示が、美の世界の広さと奥深さを強烈に感じさせる。様々な作家を取り上げているのにそれが決し…

西荻窪・KIKU

イートインもテイクアウトもOKな惣菜カフェ。ランチは700円くらいで楽しめる。野菜中心のヘルシーなメニューがずらり。今日は「グリーングリーン」を購入。おそらくバジルだと思うが、青菜をペースト状にしたものに、鶏のささ身とチーズを混ぜたもの。シンプ…

半休の日、ふたたび

七時起床。雨は止んでいたが、身支度し終えることにはまた降りはじめた。 ぷちぷち、36g。微減。むむむ。 午前中は事務処理。ちょっと仕事の手が空いているので、今日も取れなかった夏休み代わりに午後を半休にし、カミサンと東京芸術大学美術館で行われてい…

高橋たか子『墓の話』

第二話読了。クロードがなぜ、女性(のようでもあり、若い男のようでもある)の頭を掲げた自分の像で自分の墓をつくったのかを、その妻であるジャンヌ・マリ(の霊)が語る。なぜ作者は墓にこだわるのだろう。この章の最後を作者は以下のように締めくくって…

夏目漱石『明暗』

「青空文庫」でダウンロードしたデータを、愛用のPDA、Tungsten Cにインストールして「Pook」というソフトで読んでいる。今日はうっかりバッグの中に移動中読書用の本を入れるのを忘れてしまったのだ。こういうとき、PDAは重宝する。 医師に手術を受けろと言…

山吹色、流れる

ミネラルウォーターのネーミングの仕事をしていたら、夕べは洪水に飲み込まれる夢を見た。 六時三十分起床。ぷちぷちに投薬、体重測定。体重、37gのまま。これが安定体重ということなのかな。強制給餌されると太るのかもしれない。 ジョギング。2km。 例のネ…

高橋たか子『墓の話』

エンマニュエルは亡くなったクロードの面影を妹ジャンヌ・マリに見出し、彼女と結婚する。

忙しいなあ

六時四十五分起床。朝、ぷちぷちに投薬したり体重測定したりする必要があるので、いつもより手間が増えている。でも、朝からこの子の世話ができるのは楽しくもある。 朝から黙々と仕事。日付が代わる直前まで仕事。

吾妻ひでお『うつうつひでお日記』読了

かつては作品がアニメ化され、ブームとなったこともあったマンガ家の、落ちぶれた日常。鬱病、アル中、腰痛などなどの不調を抱えながら、日産2ページ程度という超マイペースで仕事をつづける。とことん貧乏であるが、悲壮さを感じさせないのは吾妻氏の作風だ…

高橋たか子『墓の話』

第二話「親和力」。主人公はパリ市内にある墓地で、女の顔を持ち上げた男の銅像があしらわれた奇妙な墓を見つける。そこで彼女に、女(の霊?)が声をかける。女はジャンヌ・マリと名乗り、兄クロードと親友エンマニュエルとの関係を語りはじめる。彼らはみ…

[レシピメモ]厚揚げの中華風煮込み

サラダ油でショウガの薄切りを炒め、香りが立ったらそこに椎茸、しめじを入れる。軽く火を通したら、油抜きした厚揚げ、ウズラ卵の水煮を入れ、すぐに鶏ガラスープ2カップ、オイスターソース、醤油(中国産をつかった)、塩、砂糖を加えて15分ほど煮込む。厚…

全休の日

今日は終日休むことに。そう思ったら気が抜けた。九時起床。ぷちぷち、花子、麦次郎の世話をし、掃除をし、アイロンをかけたら午前中が終わってしまった。 午後はカミサンが義母とふたりでおでかけなので、ひとりになる。というわけで、散歩を兼ねてお買い物…

高橋たか子『墓の話』

第一話読了。うーん。なんかヘン。でも、その理由がよくわからない。主人公は仏独国境の古戦場を訪れ、戦争の悲壮さを感じているようなのだが、肉体的な苦痛を通り越して生命とか魂の問題まで意識が突き抜けてしまっているように読める。だからなのかよくわ…

レンズ豆のカレー

三十分ほど豆を水につけ、その後ターメリックをひとつまみ入れたお湯で十五分くらい煮る。タマネギ、ニンニクのスライスをよく炒め、トマトピューレ、スパイス(クミンパウダー&シード、パプリカ、カイエンペッパー、コリアンダー、ターメリック)を投入し…

半休の日

七時三十分起床。昨日休んだので、そのぶん今日働くことに。十四時ごろまで作業し、そのあとは吉祥寺でお買い物。 西荻の住宅街は其処彼処キンモクセイの香りに包まれている。香りの中を猫が通り抜けたり香りといっしょにたたずんでいるのを何度か見かけた。…

トリ帰る

六時四十五分起床。早朝から事務処理。午前中である程度メドが立ったので、午後は半休とし入院中のぷちぷちを迎えに行くことに。とはいえ、訪問時間は十六時三十分と指定されている。早めに出かけ、カミサンと新宿のインテリアショップめぐりをした。「In th…

明日帰る

六時四十五分起床。ジョギングへ。川沿いを走っていると、ほんの一瞬、ほのかに甘い香りに全身が包まれる。香りはすぐに消える。薄い香りの幕を通り抜けたのだと、数十メートル走ってから気づく。 仕事。ネーミングだとか、企画書だとか。 昼前に散歩を兼ね…

高橋たか子『墓の話』

主人公は、ドイツ人女性のガイドとともにヴェルダンの要塞跡を訪れる。古戦場。つまり、屍の山ができた場所である。主人公の思いは、戦争の悲壮さはもちろんのこと、そこでひとが(たくさん)死んだという事実、そしてそこには(たくさんの)墓もあるという…

クラシックは図書館で

六時四十分起床。部屋の中は冷たい空気がピタリと静止しているようだが、それでも寝汗はかいたようで、パジャマの背面だけがしっとりと、湿っているなと確認できる程度ではあるが濡れている。ここ数日肩こりがひどい。シップを貼って寝るのが日課になってし…

高橋たか子『墓の話』

ドキュメンタリーとフィクションが一体となった、ちょっと妙チクリンなかたちの作品らしい。「第一話 痕跡・痕跡・痕跡」を読みはじめる。パリ駅から長距離列車に乗り、ストラスブール駅に向かう主人公。途中、第一次大戦の戦場であったマルヌ河で過去の戦い…

堀江敏幸『いつか王子駅で』

最近気に入っている作家のひとり。『河岸忘日抄』はショッキングだった。異国という舞台とは言え、日常をあそこまで高尚かつ哲学的に描ききるとは。本作は都電荒川線沿線が舞台みたいで、どちらかというと『雪沼とその周辺』に近いのかな?いつか王子駅で (…