わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2006-01-01から1年間の記事一覧

ゲロ被害報告

花子、九時を過ぎると「早く起きなきゃだめ」と説教するみたいに枕元で騒ぐ。オカアサンみたいだ。 麦次郎、テレビとHDDレコーダのリモコン、二台の上にゲロを吐いた。幸い、故障はせず。 ぷちぷち、44gに。エサ、今日から10gのところを8gに減らしてみること…

ライトアップ

七時三十分、突然「あの仕事の内容を確認しておいた方がいい」というお告げのようなものを受けて目を覚ます。夢ではなかったような気がする。潜在意識で引っかかっていたものが突如思い出されたのか、はたまた。念のため確認したが、大丈夫なようだ。寝直す…

幻魔大戦

七時三十分起床。久々の青空。空気はゆるやかに暖かい。ひと足早く正月の呑気さが来てしまったようだが、午前中から午後イチにかけては仕事。一段落してから大掃除をはじめる。書斎の窓、机の引き出しの中、照明など。花子、落ち着かないようだ。麦次郎はど…

中沢新一『アースダイバー』

暇を見て、ちょこちょことと断片的に読んでいる。ドーナツ型に交通網を構築した都市というのは、東京以外には例がほとんどないらしい。その中心は皇居。なるほど、「不在の中心」じゃないか。皇居に交通網はない。こうした都市形成を、中沢は縄文期のムラの…

安彦良和『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN(14)』

ルウム編・後編。テレビで放映された「ファーストガンダム」直前の様子が語られる。歴史の歯車が、戦争によって大きく狂う。だが、誰もそうなっているとはわからない。むしろ、狂った歯車の上でこそ活動的になれる罪なニンゲンばかりが登場し、ゆがんだ歴史…

追いつめられたエサやり/ダイエット大作戦

七時十五分起床。六時五十分にセットした目覚しが鳴ったのを無意識に止めて二度寝したか、それとも鳴らずか、原因はおそらく前者なのだろうが、寝坊した。しばらくは状況がわからず上半身だけ起こして、曇りガラスの向こう側の妙に薄暗い様子から今の時間を…

写真写り

花子、カメラを向けるとすぐに動く。だから花子を撮影するときは寝ているときか、寝ぼけているときばかりになる。今日はカミサンがだっこしているところを撮ろうとするも、ゴロゴロと喉を鳴らしながら首を左右に振り手をビョンビョン伸ばしたり曲げたりしつ…

堀江敏幸『いつか王子駅で』読了

王子駅、尾久駅周辺での日常と人間模様が、主人公が(おそらくアニキ的な思いがあったんだろうなあ)好意を寄せていた昇り龍を背負う印章彫り職人の正吉さんの不在という空白を埋めるように展開してゆく。それでも埋まらない隙間に、ときおり島村利正やら瀧…

考えつづける

七時起床。今朝も布団の上で耳を澄ましてみる。聴こえるのはカラスの激しい鳴き声の輪唱だ。ゴミを捨てに行くと案の定、集積所が荒されていた。 仕事。午前中はずっとカラオケのことを考えつづけ、午後はコーヒーのことを考えつづけた。ふう。ビートのきいた…

ビニールひも

花子、中途半端な長さになってしまったので束ねておいたビニールのひもをおもちゃにして、ひとりサッカーをしたり、投げて、とおねだりしたり、と大興奮である。 麦次郎、寝てばっかり。あんなに寝たら、ぼくだったら脳みそ腐りそう。 ぷちぷち、今日は1g減…

堀江敏幸『いつか王子駅で』

まだ正吉さんは帰ってこない。帰ってくるなら、普通の小説。帰ってこないなら…やっぱり普通なのかな。物語としては。この作品のスゲエところは、物語の軸があまりにも平坦である、ということ。正吉さんの不在が、わずかにしか日常にズレを生じさせていないの…

星野智幸『われら猫の子』

奥さんが猫作家で、自身も猫好きのぼくが買うのだから、きっとかわいい猫物語なのだろう、なんて思ってはいけない。星野のダークサイド噴出のドロドロ短編集。「群像」の書評では、この作家を知るには非常にコストパフォーマンスが高い、といったことが書か…

浦沢直樹・手塚治虫『プルートゥ(4)』

あらららららら。アトムが死んじゃったよー。 PLUTO 4 (ビッグコミックス)作者: 浦沢直樹,手塚治虫,長崎尚志出版社/メーカー: 小学館発売日: 2006/12/26メディア: コミック購入: 3人 クリック: 47回この商品を含むブログ (361件) を見る

The Crimson Jazz Trio「King Crimson Songbook, Vol 1」

第2期King Crimson(Islands)のドラマーだったイアン・ワレスによるジャズ・ピアノ・トリオがクリムゾンの名曲をカバーしている。これが思いのほか上品かつエキサイティングで、ファンとしてはオオオッとついうなり声をあげてしまう。「ジャズで聴くビート…

耳で空模様を知る/ひたすら妄想

七時起床。近ごろは、目覚めるとまず半身だけ起こし、足を布団に潜らせたまま、膝の上で丸くなる花子を撫でながら耳を澄ますことが多い。曇りガラス越しからは、外の気配は何もわからない。目に頼るからわからないのだ、などと書けばどこかの武芸者か格闘家…

暗闇に潜む

花子、時折起きてはフニャフニャ言いながらしっぽをブンブン、かまってくれと自己主張しつづけているが、それ以外はデロンギのオイルヒーターから離れようとしない。今日は、とくに午前中は陽射しもなく、風も冷たく、家の中はずっと冷え冷えとしていた。 麦…

堀江敏幸『いつか王子駅で』

王子の町での人間模様に、主人公の読書日記や競馬馬に関する記憶が交差していく。この交差具合が絶妙。安易な立体感にならない。主人公の生きた年表を、現在から遡りながらひとつずつ埋めていくような感覚。

一風堂「MAGIC VOX」

長らくCD化されなかった一風堂オリジナルアルバム五枚に、土屋昌巳のファーストソロ「RICE MUSIC」、見岳アキラのソロ「Out of Reach」、そしてお宝映像DVDの八枚がセットでいちまんごせんえ〜ん、の大変お得なボックス。一風堂は、アナログ盤で「Live and Z…

今度は寝違え

六時五十分起床。頭痛は鈍くつづいている。おまけに今度は寝違えだ。くたびれきっているのか。本人の意識のほうに自覚はさほどなく、しかしどういうわけかカラダがすぐに悲鳴を上げたり白旗を上げたりすることが多くなった。今年は例年以上に働いた。そろそ…

明け方騒いだ花子以外は、みんなおりこうさんでした。

また頭痛

花子、今朝もハイテンションに。四時からは熟睡できず。 六時五十分起床。大暴れしていた花子はケージの上でアンモナイトみたいに丸まって寝ている。 仕事をはじめるも、十時過ぎから偏頭痛に襲われダウン。頭の右側だけが痛み、音や光が頭蓋骨の中でキンキ…

堀江敏幸『いつか王子駅で』

カステラを残して行方がわからなくなった正吉さんを心配しつつも、主人公の意識は四方八方へと広がりつづける。ただ、その意識の広がりを呼び起こす契機となっているのは、あくまで正吉さんの存在。そして、王子という町のもつ独特のニオイのようなもの。

花子、昨日と変わらず。甘えたり無視したり、の起伏が今日はいつも以上に激しい。掃除中にかまってくれ、と言われて困った。 麦次郎はDVDレコーダが気になるらしく、作業をじっと見たり参加しようとしたりを繰り返していた。 ぷちぷち、今日も43g。カミサン…

空の色とおなじか

夕べは大好きな印象派を特集している「美の巨人たち」の特番を観ていたのだがモネの「睡蓮」には惹き付けられたものの、それ以降は興味よりも睡魔が勝り、とうとう番組終了前に布団を敷きはじめるという情けない状態。昨夜だけでなく一昨夜も妙な睡魔にたち…

起伏

花子、甘えたり無視したり、の起伏が今日はいつも以上に激しい。写真は、カミサンの膝の上で甘えている最中の花子。 麦次郎は洗濯物の山にみずから突進していき、かまくらを作ってそこでグーグー。 ぷちぷち、ついに43g。食事量は制限している。毎朝しっかり…

堀江敏幸『いつか王子駅で』

ときおり、作中読書感想文状態になる。

“ともだち”の正体

九時起床。ある程度まとまった睡眠を取ったためか、ここ数日つづいていた背中の痛みが消えている。眠りは生きていく上で重要、とアタマではわかっているが、ついおろそかになる。最近は、平日なら一日四、五時間といったところか。一昨年のことだが、一日二…

三日ぶり

花子、夕べから糞づまりを自覚していたらしく、妙にわがままで落ち着かない状態になっていたが、今日の昼間、留守中にだろうが、ようやく出た。 麦次郎、今朝はカミサンが十時過ぎまでずっと寝ていたのだが、いっしょになってぴくりともせず、ずっとくっつい…

ららぽーと豊洲・UKIYO-e Tokyo「にゃんとも猫だらけ」

歌川国芳を中心に、猫を扱った浮世絵を集めた企画展。浮世絵専門美術館であるこのUKIYO-e Tokyoのこけら落としというわけだが、スペースが銀座の画廊よりも狭いんじゃないか、という程度しかなく、おまけに展示された作品がどれも似たり寄ったり、強烈なチカ…

晴れ/腫れ

八時起床。運動会を終えたころか、秋の盛りを過ぎたあたりを思わせる陽気。空模様はよいが、喉模様があいにくあまりよろしくない。晴れている、もとい腫れているのか、喉の痛みに何度も目を覚ます。医者からもらった薬は毎食後きちんと飲んではいるが、効い…