わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2007-04-23から1日間の記事一覧

春眠、暁を覚えぬ猫

暁どころか黄昏も覚えぬグースカなまけ猫。麦次郎め、押し入れにこもって眠ったきり、全然起きてこない。かみさんいわく、一度起きてきたと思ったら、カリカリをつまんで、またすぐに押し入れに戻ってしまった。ちなみに、カリカリとはドライフードのこと。 …

犬にインタビュー

ムーンライダーズの最高傑作は「Don't Trust Over 30」だと思う。が、一般には話題に上りにくい本作がとても好き。ドウブツをテーマにしたコンセプトアルバム、というところが気に入っている。加えてテクノロジーの使い方が絶妙。ライダーズのフォーク的叙情…

町田康『真実真正日記』

犬とチャーハンのすきま。ワハハハハハッハハ。

ヤクザの娘/黄昏時の赤白黄色/ゲタがわり

七時起床。ヤクザの娘に恋する夢を見た。自分は高校生だった。 曇天。朝のうちは湿度が高いようで深呼吸するとモワッと湿った生ぬるい空気が肺に飛び込んでくる感覚の妙さ加減が全身に伝わりそのまま残留するようで不思議ではあったが、身支度を済ませ家を出…

古井由吉 連作小説「黙躁」11「糸遊」

「群像」5月号より。病に伏したひとの見た安普請の改築の夢、語り手(≒古井自身?)が病に倒れそうになったときに無意識のうちに玄関に置いた百円玉、そしてひとが死んだ土地から上る陽炎。すべてに、魂の不可解さが不思議に絡みつく。そんな内容。 ラスト。…