わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

どことなく偽プーラちゃんに似ている

小石川にて。ケータイで撮ったので少々ピントが甘いが。

西原理恵子『毎日かあさん4 出戻り編』

やはり今のサイバラはオカアサン作家だな、と改めて思った。『できるかなクアトロ』の未消化っぷりと対照的に、なんとまあ内容の充実していること。破天荒な家族愛、という新しい世界。毎日かあさん4 出戻り編作者: 西原理恵子出版社/メーカー: 毎日新聞社発…

相変わらずの/ただのオカマと/こつこつと

六時四十五分起床。相変わらずの、梅雨冷えの朝。 午前中は某学校法人パンフ、某IT企業パンフ。両者とも焦点をしぼり込むことができず、少々苦戦中。だが、もう少しで何か掴めそうな。 午後より小石川にて某生命保険会社の打ち合わせ。カーリーこと假屋崎省…

西原理恵子『毎日かあさん4 出戻り編』

鴨ちゃんとの最期が描かれている。どうやらフライングで買えちゃったみたい。毎日かあさん4 出戻り編作者: 西原理恵子出版社/メーカー: 毎日新聞社発売日: 2007/07/20メディア: 単行本購入: 15人 クリック: 105回この商品を含むブログ (251件) を見る

古井由吉『槿』

井手に、萱島との関係、過去の記憶を責められる杉尾。古井の近作と比べると、人間関係が地味ながらやたらと波風が立つ。これが壮年らしさということか。

梅雨冷えの静けさを壊す猫

エリザベスカラーの取れた花子の生活のリズムが少しずつ変わりはじめている。付けているあいだは、午前三時になると決まってゴハンをねだられた。ところがここ数日、少しずつそれが遅れはじめている。今朝は四時半に与えた。この季節、もう空は白みはじめる…

古井由吉『槿』

結局、杉尾はまた井手と寝てしまう。 そして、萱島との二十数年前の思い出が、すこしずつよみがえってくる。 この、思い出の部分の曖昧さこそが、本作の中心なのかもしれない。(作中の)真実を小出しにする技法は、ミステリーに通じるものがあるような。

少し恢復

六時四十分起床。九時間は寝ただろう。風邪には睡眠がイチバンだが、治ったという実感は、目覚めた直後は薄い。 十時、小石川にて打ち合わせ。終了後、高田馬場へ移動。まだ調子の悪そうな腹のことをかばって昼はざるそばを少しだけに。十四時までよくわから…

風邪

六時三十分起床。小雨。喉が痛く、全身が重い。下痢もしている。こりゃ、やっちまったか。 打ち合わせを済ませ、帰社/帰宅後に熱を計ると少々発熱している。寒気もしてきた。少しばかり眠ることに。 十六時、漢方薬局へ。症状を伝え、三日分ほど薬を処方し…

古井由吉『槿』

杉尾は、萱島が借りたホテルの一室で、井手とともに寝ずに一夜を過ごす。そこで杉尾は、井手は萱島をよく思っていないこと、萱島は杉尾をはじめて一夜をともにした男だと主張していることを知る。

ラッパ最終夜

花子、昨日のゲフゲフゲフ、プシプシプシという風邪っぽい症状がうそのようになくなっている。 夕方、花子を連れて自転車で動物病院へ。外耳炎はすっかりよくなった。昨日の咳やクシャミは、どうやらアレルギー性のものらしい。今日もおなじ症状が出ていれば…

被災者の皆様、お見舞い申し上げます

八時起床。台風一過。しかし晴れてはいない。ちぎれちぎれな青空と雲がひしめき、せめぎあっている。 十時、掃除を終えひと息ついていると、目まいのような感覚に襲われた。足下から、身体が円運動するように揺れる。しかし明らかに目まいではない。足下自体…

King Crimson「Jun 22, 1984 - Hoffman Estates - Poplar Creek Music Theatre (Disc 1 of 2)」

Discipline Global Mobile のWebサイトから、このライブのイントロ曲「Entry of the Crims」がダウンロードできる。リンクは左側アンテナ欄の「DGM Live!」から。 80'sクリムゾンの解散直前期のライブ音源。円熟した演奏が、どこか狂気的に破綻している。ク…

古井由吉『槿』

癌の疑いで入院していた、さほど親しくもなかった友人は、癌でこそなかったものの、精神をやられて転院してしまう。一種の加害者妄想。まじめで、実直で、他者への思いやりも最低限はかかさぬようなニンゲンだからこそ、陥りがちな狂気。ならば正気とは、な…

台風とハクション

六時三十分起床。お天道さまを拝めぬ日がつづくためか、はたまた近づく台風の影響か、今朝はこの季節に似合わず案外冷え込んだ。梅雨冷えというコトバもあるが、あれは日中の、しとしとと降りつづける中に傘など差して立ちすくむとき、ふと感じる雨水の冷え…

Yohji Yamamoto pour homme 2007-08 Autumn/Winter

日本が世界に誇れるものはナニか、と自問したとき、出てきた答えは「漫画」。というわけで、没後10年を迎える巨匠・石ノ森章太郎の作品を大胆に取り入れたコレクション。目玉作品の「仮面ライダー」のニットは21万! 原画に忠実な再現をするためにかなり無茶…

そういう季節

いつものように六時三十分に目覚めた。おそらくは耳をつくように鳴り響いているはずだ、と昨夜寝る前に推測していた雨は、ほとんど降っていない。いつ降り出すか、と思いつつ、むずかる花子の相手をしていたらいつの間にか寝てしまい、気づいたら十時になっ…

古井由吉『槿』

乗り込んだタクシーの運転手から、杉尾は放火魔の顔を見たときの体験談を聞かされる。狂ったような冷静さとでもいおうか、いや、冷静なる狂気と言ったほうが的確か、とにかくその、放火魔の行動の不可解さの描写が卓越していた。スゲエ。

ダメ出し/トクした/違いない!

六時三十分起床。小雨。身支度を整えてからメールチェックをしていたら、めでたく二つ目に昇進した立川キウイからメールが来ていた。兄弟子さんの同人誌の原稿を送るから読んで、ということらしい。が、おもしろくないのでダメ出し。そんなことをしていたら…

古井由吉『槿』

自宅アパートの2階真上の部屋で女が殺された、と話すいきつけのスナックのママ。杉尾は彼女と数年ぶりに一夜をともにする。

梅雨の晴れ間の、ひなたぼっこ

六時四十五分起床。梅雨の朝らしい曇天。いつ降り出すのか、とまだ聞こえぬ雨音に耳を澄ませながら身支度をしていたら、東側の窓からやわらかな金色を帯びた朝日が差し込みはじめた。ベランダに出る。身を乗り出すまでもなく、すぐに青空が目に飛び込んだ。…

大江健三郎「臈たしアナベル・リイ 総毛立ちつ身まかりつ」

親代わりだった元米兵のプロフェッサーと結婚した女優、サクラの性生活の告白。その背後に、幼少時の、闇に葬られた汚れた記憶が見え隠れする。

King Crimson「スラックアタック」

図書館で借りた。1995年のダブル・トリオ編成のころのインプロビゼーション作品集。アバンギャルド過ぎてじっと聴いているのはツライという理由で一度中古屋に売り飛ばしたが、なんだかまた聴きたくなってしまった。

発作/ファン/オレンジ色

二時過ぎだろうか、目が覚めた。音なり光なり揺れなりの、外側からの何かに目覚めさせられたというわけではない。寝ていた身体が自身の、内側の異変に気づいた。胸がかすかではあるがゼイゼイと鳴る。喉が痛む。また喘息の症状か。煙草の煙が立ちこめる場所…

大江健三郎「臈たしアナベル・リイ 総毛立ちつ身まかりつ」

「新潮」8月号より。まだ移動中にちょっと読んだだけ。読書の時間も取りにくくなってきてしまったなあ。

外耳炎

花子、どうやったらエリザベスカラーをつけたままでこれほどひどく耳を掻けるのだろうか。不思議に思えるほど耳が赤く腫れ、できたてのカサブタだらけになっている。耳を直接掻けないストレスはかなり大きいらしく、精神的にも近ごろは落ち着かない。あと一…

まばら

六時四十五分起床。曇天。白く平坦な雲の下に、どす黒い雲が点々と浮かんでいる。雨はあの黒雲から降るのか。まばらに広がる雲とおなじように、雨もまた途切れながら、まばらに降る。 午前中は花子を連れて病院へ。詳細別項。 午後からは某企業(業種書けな…

エリック タム (著), Eric Tamm (原著), 小山 景子 (翻訳『ブライアン・イーノ』

本の存在は知っていたのだが。クリムゾンの本のそばにあったのを見つけて、ついでに。ブライアン・イーノ作者: エリックタム,Eric Tamm,小山景子出版社/メーカー: 水声社発売日: 1994/06メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (11件) を見る

シド・スミス (著), 池田 聡子 (翻訳) 『クリムゾン・キングの宮殿〜風に語りて』

ロック雑誌「ストレンジ・デイズ」に連載されていたらしい。クリムゾンの、デビュー前後から2001年までの歴史。ファンなら読まねば。クリムゾン・キングの宮殿―風に語りて作者: シド・スミス,宮脇浩,池田聡子出版社/メーカー: ストレンジ・デイズ発売日: 200…

火野葦平『糞尿譚・河童曼陀羅(抄)』

火野作品は読んだことがない。が、タイトル買いしてしまった。ウンコにシッコにカッパだぜ?糞尿譚・河童曼陀羅(抄) (講談社文芸文庫)作者: 火野葦平出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/06/09メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (…