わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2008-05-09から1日間の記事一覧

いしいしんじ『麦ふみクーツェ』

傑作との評価もある『みずうみ』(っていうと、どうしてもドイツの作家のシュトルムを思い出しちゃう)はダメだったのだが、この作品は立ち読みしたところ好感が持てそうだったので購入。麦ふみクーツェ (新潮文庫)作者: いしいしんじ出版社/メーカー: 新潮…

津島祐子『「私」』

短編小説集。津島さんの作品って、息づかいが感じられるなあって思う。「私」作者: 津島佑子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1999/03メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る

リービ英雄『天安門』

リービの単行本は初期作品しか持っていないので。「群像」に掲載された「仮の水」はなかなかよかったからなあ。天安門作者: リービ英雄,Hideo Levy出版社/メーカー: 講談社発売日: 1996/08メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (9件) を見る

佐伯一麦『ノルゲ』

「群像」で延々と連載がつづいていた長編私小説。私小説として正当に評価される作家って、現代には少ないよなあ。 どうやら精神を病んでしまったらしい物書きの主人公「おれ」は、妻のノルウェーの美術大学留学に同行する。言語の壁や生活習慣の微妙な違い、…

説教される/歌われる/熟成される

伊藤比呂美ねーさんと天童大人さんに説教される夢を見た。六時起床。 わけのわからん(いや、心当たりはあるのだが……)夢を見たわりに目覚めがよいのは比呂美ねーさんが(なぜか)弁天様みたいだったからか、それとも。一昨日は、真っ青な富士山の夢だったこ…