わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2008-08-30から1日間の記事一覧

吉田健一『時間』

時間と歴史は異なるものでありながら、同一でもある。ってことなのかな。時間は一方向に向かって進みつづけるが主体から見れば自分以外は静止していると捉えられなくもない(ここには認識のズレという、カント以降の近代哲学の命題が関わっていると思うけれ…

小阪修平『現代思想のゆくえ』

確信を出発展にした認識論や存在論の行く末にあるのは相対主義。フッサールは相対性の危機を、「知覚という『確信の内部性』に環帰するところから出発して克服しようとした」と小阪は分析するが、その結末は陳腐で夢想的な理想主義でしかない、と批判する。…

小川国夫『止島』

「しのさん」。好きだった娘が結核になり、その死を、惚れていた主人公を含む三人の男が看取る、という話。 「亀さんの夕焼け」。父の会社の従業員(なのかな)で元人力、亀さんが老いてしまったのが悲しい、という話。 読みすすめるうちに、行間から「孤立…

カボチャとミソのスープ

オリジナルは韓流イケメン料理研究家、コウケンテツ氏。ありがとうございます。 材料 かぼちゃ 1/4 和風だし 味噌 大さじ2 水 2カップ 小松菜 1束 ごま かぼちゃを一口大に切り、レンジで3分くらいチン。 柔らかくなったら1/3程度を別の皿に移しておく。これ…

富士山噴火

長い旅。利根川にかかった大きな鉄橋を注意深く、しかし興奮気味に歩いて渡る。その先ではムーンライダーズがライブをやっている。鈴木慶一はどう見ても三十代。ここまでがひとつめの夢。いや、橋を渡るのとライブは別々だったかもしれない。 そしてふたつめ…