わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2008-11-24から1日間の記事一覧

高橋源一郎『いつかソウル・トレインに乗る日まで』

源一郎さんにしては珍しい、直球型の小説。学生運動をしていた新聞社勤務の男の、ソウルでの思い出が物語の軸というか中心というか、になっているようだ。 源一郎さんも学生運動を経験してますからなあ。問題は、学生運動を虚無的にとらえているということ。…

小川洋子『ブラフマンの埋葬』読了

主人公の不注意と油断が原因の事故で、ブラフマン他界。 本作は、感情を表に出さない人物像を通じて、感情がないようで実は豊かなドウブツとの交流を描くという、ねじくれたことに挑戦しようとした……のだろうか。お涙頂戴的安直感動物語的動物映画とはまった…

ひたすら寝る。寝て治す。

七時起床。朝焼け。オレンジ色というよりは朱色に近い光が、雲をまだらに染めている。 カミサンは鼻風邪を引いたらしく、午前中は布団から出てこなかった。体調が悪いと、ひたすら寝る。寝て治す。ただし、体調が悪くないときも、ひたすらというほどではない…