わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2009-01-10から1日間の記事一覧

古井由吉「瓦礫の陰で」

「新潮」1月号掲載。前半は、戦時中に瓦礫の中でゆきずりの他人とまじわってしまった男が、その女と再開すべく焼け野原を彷徨い歩く。妙なシチュエーションにたちまち順応し、あとになってそれを訝しむ。あるいは、それに惹かれる。その理由は、よくわから…

上野の森美術館「没後40年 レオナール・フジタ展」

日本を代表する画家でありながら、晩期はフランス国籍を取得し異国に骨をうずめた藤田嗣治の作品展。めずらしい初期の作品や、晩期の宗教画の展示が中心。目玉は近年に発見され修復されたという巨大な作品「ライオンのいる風景」「犬のいる風景」「争闘I」「…

中秋の名月に劣らぬ美しさではないか

気づけば花子め、ぼくの胸の上でアンモナイトのように体を丸めて寝ている。胸の上にアンモナイト。こりゃ夢見が悪そうだ。実際妙な夢だった気がするが、思い出せない。八時起床。 午前中は掃除。窓と玄関ドアを覆い尽くす、ものすごい量の結露に辟易。 午後…