わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2009-01-18から1日間の記事一覧

松浦寿輝『花腐し』読了

表題作、読了。 作品を包む闇は、深い。その深い闇の中で、妻の死と経営する会社の倒産という苦しみを抱え込んだ主人公は、知らず知らずのうちに、幻想的な逃避の迷路にはまりこんでゆく。混乱する思考、感覚、記憶、感情。しかし、なぜだろう、その先には不…

小川洋子『猫を抱いて象と泳ぐ』/津島佑子『あまりに野蛮な』

前者は、チェスプレイヤーが主人公らしい。後者は「群像」で連載していた作品。津島さんは、最近とても気になっている作家のひとり。そういえば、伊藤比呂美ねーさんも大好きだって言ってたな。個人的な親交もおありなのかな。猫を抱いて象と泳ぐ作者: 小川…

おそらくココロの底からそう感じているわけではなく

仕事があるのはありがたいこと。最近は、オーバーワーク気味でも受けてしまおう、土日がつぶれてもまあ仕方ない、というか、ありがたいと思うようにしている。おそらくココロの底からそう感じているわけではなく、感謝の心が大切なのだ、と外部からすり込ま…