2009-08-31から1日間の記事一覧
「焼跡のイエス」を読みはじめる。闇市に突如現れた薄汚いガキンチョに、語り手である男は聖人の兆しを見つける。 観念的。描写が観念的で、文体も観念的。ただ、内容そのものはさほど観念的というわけではない。焼跡のイエス・善財 (講談社文芸文庫)作者: …
日経新聞夕刊に掲載されている連載エッセイ。今回の総選挙の、改革を強調しているのにすでに行き詰まった感の強い雰囲気(自民党は行き詰まったというよりたどり着けなかった。民主党はマニュフェストの段階で行き詰まりが見えた。それでも政権を取れたのは…
ここ数カ月、花子の体内時計は狂いっぱなしだ。それは体内時計というよりも腹時計で、要するに数カ月前よりも早めに腹を空かし、朝食をねだる。それが十数分レベルであればかわいいものだが、一時間を超える誤差となって表れているのだから世話が焼ける。四…