わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

古川日出男『聖家族』

東北地方を放浪しながら、身近な場所に半ば強引に敵を見つけ、暴力をふるいつづける狗塚兄弟。 暴力の必然性が、いまのところ、見えてこない。聖家族作者: 古川日出男出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/09メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 68回この商…

はずしてください、はずさなければ

夕べは布団に入るや否や花子が大騒ぎをはじめ、寝かせてもらえなかった。どうやら、自分の耳の炎症はもうほとんど治っているのだから、もうこのじゃまくさくてうっとーしくてだっさいらっぱをはずしてください、はずさなければはずしてくれるまでずっとさわ…

足つぼを押すと

屁が出るらしい。夕べ、土踏まずのあたりを重点的にツボ押し棒でグリグリやりながらテレビを観ていたら、ブースープーと、でるわでるわ。自分でも呆れてしまったのだが、今日も継続してガスッ腹気味。 [rakuten:sports-fivestar:10005748:detail] [rakuten:s…

甘え、依存心、さみしさ、心細さ、

夕べは三度。花子に起こされた回数。夜泣きする赤子だな、と思いながらその都度起きて相手をした。エリザベスカラーを付けると、アレルギーでできたひっかき傷の治りは早いが、その分というか代償というか、甘え、依存心、さみしさ、心細さ、そんなものが、…

古川日出男『聖家族』

四章目「聖兄弟・2」。ケンカ修行で危機一髪。聖家族作者: 古川日出男出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/09メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 68回この商品を含むブログ (211件) を見るLOVE作者: 古川日出男出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2005/09メ…

せめて休んでいる間だけでも

七時起床。さすがに働き過ぎか。体が重たい。午前中は思い切って何もせず、ひたすら休む。曇天。せめて休んでいる間だけでも晴れればいいのに。 午後より仕事。化粧品会社の販促企画。どういうわけかコスメ関係の仕事は多い。もっとも、制作ではなく企画ばか…

古川日出男『聖家族』

毎日読みすすめてはいたが、読書日記として記している時間がなかった。 二章目「聖兄弟・1」。仲良し暴力殺人兄弟。 三章目「地獄の図書館・白石」。山形にある、平成元年の城下町。そこで人間関係をぶち壊しまくる兄弟の両親、真大と有里。小さな破滅の積み…

花子またラッパ

またまた右耳の付け根をひっかいてしまって出血。今日からエリザベスカラー生活、再開。【ポイント10倍】≪エリザベスカラー/犬・猫兼用≫◎「パチッ!」っとはめるだけ、取り付け簡単♪【ペットボタニックス】Eカラー(エリザベスカラー)Sサイズ【あす楽対応】【…

すぐに意識は切り替わるのだが

五時五十分、目覚ましが鳴るがなぜなっているのかがよくわからない。数秒たつと、そうだ今日は平日だ、仕事仕事、とすぐに意識は切り替わるのだが、体が今日は休日だ、と言っているような気がしてならない。 だが、仕事。とはいえ、仕事。いま依頼を受けてい…

奥泉光『神器〈下〉―軍艦「橿原」殺人事件』

先日、上巻だけ買ったので。神器〈上〉―軍艦「橿原」殺人事件作者: 奥泉光出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/01メディア: 単行本 クリック: 16回この商品を含むブログ (64件) を見る神器〈下〉―軍艦「橿原」殺人事件作者: 奥泉光出版社/メーカー: 新潮社…

温められながらゆるやかに

六時起床。六時間少々、いつもよりちょい長めに眠れたからか、それとも風邪薬が効いたか、かなりカラダが楽になっている。 曇天。 午後より外出。寒さが人の流れとともに、体温に温められながらゆるやかに流れていくように思えた。小石川にて打ち合わせ二件…

気が抜け、ついでに

七時起床。昨日の春めいた空はどこへ行ったのか。北風ピープー吹いている。 喉が痛む。夜中に何度も目が覚めた。風邪を引いたか。喘息の発作が出るとまずいので、医者からもらっていた薬を飲んでから仕事。今ひとつ調子上がらず。午後からは、昨夜つくってお…

古川日出男『聖家族』

第1章にあたる「狗塚らいてうによる「おばあちゃんの歴史」」読了。 ラストは美しき兄妹愛で締めくくられた。 ミニマムな歴史、とでも言えばいいのだろうか。数代にわたる一族の物語だから「歴史」だと感じるのは当然なのだが、いわゆる歴史小説、時代小説と…

小林紀晴「過去をひろいに」

「群像」2月号掲載。カメラマンの「私」は、自殺した友人の思いをたどるためにインドへ向かう。波乱の旅、そしてニューヨーク滞在中に実際に体験した9.11の記憶が、そこに折り重なる。 小林紀晴という人を、よく知らない。が、数行読んでみて、てごたえあり…

オイルヒーターと花子

ちょっと見えている足はカミサン。カミサンのヒザの上に乗り、顔だけオイルヒーターに乗せて寝ている。うっとりしすぎだっちゅーの。温度低めだからいいけど、フツーに考えたら問題行動。 DeLonghi オイル・ラジエターヒーター L字型フラットフィン10枚 ライ…

その流れかた、遠のきかたは

右目が痛む。寝る間際、刺すような痛みを軽く感じたのを思い出した。七時三十分、起床し鏡を見てみると、右目のまぶたがあつぼったく腫れ、眼球は真っ赤に充血していた。何かのアレルギーだろうか。それとも。とりあえず、アレルギー性結膜炎の目薬を差して…

古川日出男『聖家族』

カナリア、ばば様になることを決意。 この家族、血で結びついているというよりも、土地で、そして名前で結びついている。血を、そして肉体を強烈に意識した中上とは対照的。聖家族作者: 古川日出男出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/09メディア: 単行本購…

にゃごにゃご

五時五十分起床。久々に深夜のにゃごにゃご攻撃をやられてしまった。ちょっと寝不足気味だが、仕事が立て込んでいるせいか、睡魔は来ない。ただ、淡々と仕事をこなす。某アパレルメーカーカタログ、某IT企業PR誌、某不動産会社会社案内などなど。 十八時、新…

覚えていられない。覚えようという気が

近ごろ、夢は見るのだが覚えていられない。覚えようという気が、夢を見ている時点でないのかもしれない。五時五十分起床。 仕事。某IT企業PR誌など。まだ商品化されていない技術の解説。おもしろいのだが、資料が足りない。 午後、都内某スタジオへ。撮影立…

吉祥寺ロンロン1階で売ってたまんじゅう「カリンボール」

かりんとうとおなじ要領で、まんじゅうを揚げたらしい。アンコはこしあん、黒糖・白ごま・抹茶の三種類がある。黒糖を食べてみた。アタマのてっぺんからつま先まで、きゅーんとしびれるような強烈な甘さ。あんこ大好きニンゲンにはたまらない味。

大したことなどしていないというのに

めずらしく、すっきりと目覚めた。昨日はいつもとおなじように、いや、いつもよりは若干慌ただしく仕事をし、寝る前に軽くストレッチをした程度で大したことなどしていないというのに。たまたま眠りが深かったのか。それとも、さほど疲労していなかったのか…

夏目漱石「変な音」

Podcastで、散歩しながら。 エッセイ、なのだろうか。入院中、どうやら漱石本人らしき人物が頻繁に耳にした、おろし金で何かをするような音。それがなんだったのか、を軸に入院中の心境が語られる短篇なのだが、病死という現実に音を聞く(聞くというよりは…

古川日出男『聖家族』

父系家族ではなく、母系家族でもない。あえていうなら、祖母系家族。 シラキジの孫のはくてう。はくてうの孫のらいてう。らいてうの孫のカナリア。 そして、その家系がつづく舞台である、東北。ニッポンの鬼門。聖家族作者: 古川日出男出版社/メーカー: 集英…

PIMデータを別のデータに移行するとき

覚え書きとして。Palm TXの液晶がいよいよ寿命で、左上と左下がうまく認識されない。万が一のために、予備機のTungsten Cを稼働可能にして、最新のPIMデータを移しておいた。 ●Memos……Filezでビーム。移行先のマシンのOSのバージョンが5.2以下ならMemosDB-PM…

夜中に前歯の先っちょのあたりで

噛むな。夜中に噛むな。夜中に前歯の先っちょのあたりで手の甲の皮だけツイッて噛むな。痛くて目が覚める。飛び起きる。飛び起きて驚く。驚きながら飛び起きる。驚いて目が覚める。目が覚めて痛くて飛び起きて驚く。だから花子よ、頼むから噛むな。 五時五十…

古川日出男『聖家族』

狗塚一族、豪農への道。聖家族作者: 古川日出男出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/09メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 68回この商品を含むブログ (211件) を見る沈黙/アビシニアン (角川文庫)作者: 古川日出男,樋上公美子出版社/メーカー: 角川書店発…

密度がありすぎて息が

花子がぼくの枕にアタマを乗せ、肩まで布団をかぶって寝ていた。ニンゲンみたい。五時五十分起床。晴。無風。梅がちらほらと咲きはじめている。 仕事しかしない一日だった。平日はいつだってそうなのだが、密度がありすぎて息が詰まった。アビシニアン&ソマ…

古川日出男『聖家族』

らいてうの夫の変死、そして息子の結婚、その妻の出産。すなわち、らいてうはばば様になる。 そして物語は、らいてうのばば様である狗塚はくてうの記憶へ。 時間も、意識も、断片的に混濁していく構成。それでいて、脈々と狗塚の血が受け継がれつづける感覚…

悟りとは死を恐れぬことではなく

七時起床。眠い。 朝から仕事。手を動かしていない時間は間に合うかどうかと気が急くが、机に向かい、いや正確にはiMac(と工人舎SH6とPalm TXと抱えきれぬほど大量の資料)に向かいはじめると、まあなんとかなるかな、という気になってくる。仕事していたほ…