わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2009-01-01から1年間の記事一覧

“現在”を現在化するために働いている

今朝も花子が騒ぎかけたが十数分だっこしてあげたら落ち着いてくれた。無事に六時起床。 朝一番で3kmくらいだけ走る。冷え込みが厳しいのでケガが心配だったがひとまず異常なし。それよりも服装に悩む。普通のジャージで走るのは、身体が完全に温まるまでは…

金井美恵子「紙の肉体、裏切りの耳」読了

「新潮」12月号。こんなに難解な散文はそうそうお目にかかれないと思う。日本文学のひとつの到達点かもしれない。快適生活研究作者: 金井美恵子出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2006/10メディア: 単行本 クリック: 17回この商品を含むブログ (64件) を見…

山崎ナオコーラ「この世は二人組ではできあがらない」読了

「世界は二人のためにある、というのは幻想」「恋人や配偶者に依存せずに世界と対峙し関係を構築する、という生き方」といったところがテーマなのだろうけれど、主人公(ナオコーラさん自身がモデルか)がどことなく、自己肯定と自己正当化の手段として自分…

カムバックサマー

さらに十数分後。もう一度Macで確認してみたら真夏になっていた。

…と思ったらいきなり

十数分後、Winにて。今度は氷点下。12月の東京のでコレはないよぉ。

夏が来た!

Macにて。今日のiGoogleの「天気」欄。杉並区は南半球かよ。

山崎ナオコーラ「この世は二人組ではできあがらない」

主人公は、恋人と別れることで社会との関係性をはじめて実感する。新潮 2009年 12月号 [雑誌]出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/11/07メディア: 雑誌 クリック: 4回この商品を含むブログ (13件) を見る 山崎ナオコーラの作品はこちら

シュトーレン

花子、今朝はほとんど騒がず。おかげで熟睡できた。五時五十五分起床。冷え込む朝。だが、空の表情は明るく動きも少ない。雲はあれど平坦な冬の青空。 午後、打ち合わせのために小石川へ。播磨坂の桜並木、すっかり葉を落としていた。枯れ葉はどこにもない。…

山崎ナオコーラ「この世は二人組ではできあがらない」

卑怯な恋愛、のひと言に尽きるが、これ、イマドキではごくフツーのパターンなんだろうなあ。恋愛小説として本作を読んでいるわけではないのだが、この妙で卑怯で、しかしかといって器用な感じではなくむしろかなりのブキッチョという感じの恋の駆け引きが、…

暗闇の中で

今朝も花子に騒がれた。が、慣れつつあるし、花子の騒ぎ方も少しずつではあるがおとなしめに、そして時間が短くなりつつあるような。六時四十五分起床。 青空がところどころから顔を出す曇りがちの空。気温はさほど低くないようで吐く息はほとんど白く染まら…

山崎ナオコーラ「この世は二人組ではできあがらない」

主人公、金銭苦。主人公は愛情と嫌悪(というよりも無視、いや拒絶かな)の間を激しく往復しつづける。後半は、このゆらぎがストーリーのエンジンになっている感じかな。新潮 2009年 12月号 [雑誌]出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/11/07メディア: 雑誌 …

ガンプラも好きだけど

昨日ほどではないのだが、今朝も花子が日の出前から大騒ぎ。大きく騒ぐというよりは、小刻みにふにゃんふにゃんと鳴きつづけるという感じで、その合間に走ったりゴハンをつまんだり水を飲んだりシッコをしたり布団の中で横になっているぼくを踏みつけにした…

山崎ナオコーラ「この世は二人組ではできあがらない」

主人公、同棲を解消。山崎さんは、読者に理解できない人物を描くのが得意な人だと思う。まったく共感できない、いや、共感はできなくもないのだけれど、好きになれない、そんな人物が、やや断片的でひねくれ気味の文体で描かれる。 新潮 2009年 12月号 [雑誌…

寝不足の巧妙

三時半に目覚めた花子がその後五時半まで騒ぎつづけ、おかげで眠れず。十二時半から一時のあいだくらいに布団に入ったから、三時間くらいしか寝ていない計算。横にはなっていたものの、睡眠にはなっていない。ここ数年は短眠傾向だったが、アラフォーのオッ…

週刊モーニング

「ひまわりっ」があと2回で連載終了…悲しい。 「かぶく者」は好きな展開になってきた。ひまわりっ ~健一レジェンド~(12) (モーニング KC)作者: 東村アキコ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/11/20メディア: コミック購入: 1人 クリック: 13回この商品を含…

猫缶事件/ピアノ弾けたらいやーん

前の晩に、明朝与える猫缶を選んで先代猫や先代鳥たちの写真を飾っているところにお供えしておくのはカミサンの役目だ。昨日は「銀のスプーン まぐろ・かつおにしらす入り」だった。花子も麦次郎も喜んで食べた。今朝も「銀のスプーン まぐろ・かつおにしら…

山崎ナオコーラ「この世は二人組ではできあがらない」

神川のアパートに転がり込む栞。「この世はわたしの生きやすいようにはできていない」という考え、だな…。新潮 2009年 12月号 [雑誌]出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/11/07メディア: 雑誌 クリック: 4回この商品を含むブログ (13件) を見る山崎ナオコー…

好転

六時起床。冷え込む朝。曇天。 いたって平穏な一日だったがカミサンは仕事で軽いポカをやらかし、ヘコんでいた。たいしたことではないのだけれど。気楽に構えていれば必ず事態は好転する。楽しんで経緯を見守ったほうがいい。というボクも昨日の夕方はヘコん…

インテルiMacにWindows 7

VMware FUSIONも用意してあるのだが、今日はひとまずBootCampで別パーテーションにインストールしてみた。BootCampの導入に関する情報はあちこちにあるだろうから省略するが、とにかくあっけなかった。 Windows 7はVirtual PC上でXP modeを使いたいと思った…

山崎ナオコーラ「この世は二人組ではできあがらない」

「新潮」12月号掲載。90年代の「空白の時代」とやらが舞台。タイトルにある「二人組」とは、大学卒業後、小説家になるためにフリーターをはじめた女の子とその先輩であり彼氏である塾講師フリーターの男、のことのようだ。 女性主人公の一人称で描かれている…

オレンジ→青/ピンク

六時起床。近ごろは日の出の時間がかなり遅いらしく、身支度を済ませてもまだ外は薄暗い。だが、気をつけていれば、空の色が少しずつオレンジに染まり、すぐに青空へと変わっていくのがわかる。 午前中は某大学広報企画。午後は小石川へ。はじめてお会いする…

ムージル/古井由吉訳『愛の完成/静かなヴェロニカの誘惑』

「愛の完成」。文章は卓越した技術がすばらしい、が内容は「ダンナとの生活が退屈だから刺激がほしいわあ」「浮気したら逆にダンナとうまくいくようになるかも」と言っているようなもの、と読めるんだけど…。 ひとまず本作品を読むのは今日でいったん停止し…

今日の事件簿

●なぜこのタイミングで騒ぎ出すんだ事件 ●なぜこのタイミングで貧乏ゆすりなんだ事件 ●なぜこのタイミングでふくらはぎが痛むんだ事件 ●なぜこのタイミングで偶然出会うんだ事件 ●なぜこのタイミングで飲み会なんだ事件

恵比寿駅ビルアトレ「タントタント オステリア」

人気店のカジュアルバージョンらしいが、その人気店のほうをよく知らないからわからんなあ。セットディナーを注文。前菜、パスタ、パン、肉or魚のメイン、ドルチェ、珈琲。肉は子羊のトマト煮とスズキの香味焼きを注文。うん、ふつうにおいしかったです。店…

東京国立近代美術館「河口龍夫展 言葉・時間・生命」

世界との関連性や世界の認識、解釈についてひたすら考えつづけ、それを表現しつづけるベテラン現代美術家の個展。インスタレーションが中心。「自分とは何か」「自分はこれを伝えたいんだ」「こんな世界は間違っている」といった芸術家によくある「おれがお…

ありがとうございました

六時四十五分起床。カーテンを開けると軽く赤みを帯びた黄金色に朝焼けした空が雲に深く浅く陰影を付けながら広く伸びて行くのが見え、特に今日の天気に不安を覚えていたというわけでもないというのに安心した。身支度、ドウブツの世話、そしてランニング6km…

ムージル/古井由吉訳『愛の完成/静かなヴェロニカの誘惑』

「愛の完成」。妻クラウディネは宿舎生活を送る娘を迎えにいくためにひとり汽車に乗り、車内で彼女は物思いにふける…。 導入部は映画的な描写がつづいていたが、一転、ここからはひたすらに心理描写。夫との関係から感じる満足感と幸福感、そしてその愛情を…

おでんな一日

またもや明け方に花子に騒がれ、熟睡できず。騒ぐなと文句を言ったり叱ったりするよりも一緒に遊んであげたりなだめたりあやしたりしたほうが早く大人しくなる、ということにようやく気づいた。六時五十分起床。 午前中は掃除。カミサンは十一時前に個展会場…

ムージル/古井由吉訳『愛の完成/静かなヴェロニカの誘惑』

海外文学強化期間、ということでチュツオーラの次はコレを選んだ。学生時代は外国語学部、第一外国語がドイツ語でドイツ文学やドイツの近代から現代にかけての思想などを学んでいたから(ほとんどわすれたw)ドイツの作家には興味があるのだが、ムージルには…

VMware FUSION 3 + Windows 7 Professional

Windowsではたいした作業はしない、と割り切っていたので最近は工人舎SH6でマンダラートや弥生会計、それからMac版Officeで作成した.PPTや.DOCの確認をしていたのだが、7インチ液晶に限界を感じはじめたので導入を決意。20インチのiMacで動作させる予定。レ…