わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2010-01-21から1日間の記事一覧

大江健三郎『水死』

第五章「大眩暈」。息子アカリに「きみはバカだ」と言ってしまって以来、二人の関係に亀裂が生じてしまう。息子は障害児固有の性質らしいのだが老化が健常者以上に早く進み、そして古義人は眩暈の発作が慢性化してしまう。 精神的なダメージに、肉体的なダメ…

週刊モーニング

全体的に、フツーにおもしろかったです。かぶく者(6) (モーニング KC)作者: たなか亜希夫,デビッド・宮原出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/12/22メディア: コミック購入: 4人 クリック: 7回この商品を含むブログ (16件) を見るGIANT KILLING(11) (モーニ…

温度の記憶

もう朝が来たのかよ。目覚めるや否や、そう思った。まだ六時、外は暗いままだが、目覚まし時計が示す時間は立派な朝だ。その朝が予想より(予想なんてハナっからしちゃいないのだが)早く訪れたことが意外であり、そして少々残念で損したような気分にもなっ…