わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2010-01-31から1日間の記事一覧

大江健三郎『水死』

第十章「記憶あるいは夢の訂正」。周囲はどんどん活性化しはじめ、古義人に対し心を閉ざしていた息子・アカリまでもが、「森の家」の中で、少しずつ自分らしい活動をはじめる。 第十一章では、「水死小説」を断念した古義人もついに動きはじめる。要するに、…

暖かくなければオイルヒーターではない、と主張する猫

二時半、花子が騒ぎはじめる。理由はわからん。窓越しにおぼろに光る月の明かりでも見て興奮したか。騒ぎ声を聞きつけた麦次郎も騒いでしまい、収拾がつかなくなりそうになる。仲が悪くなってしまってから花子は書斎側、麦次郎はリビング側と別居させるよう…