2010-03-30から1日間の記事一覧
「群像」4月号掲載。主人公は、法的に認められなくなってしまったために介添婦をやめることになる秋田さんという中年女性が、最後に面倒を見ている不治の病の男性が他界したときに霊安室に入ることを許可して欲しいと、友人でもある看護婦に頼み込む。死の緊…
「谷」。死との向き合い方。あるいは、中途半端な生との向き合い方。 各短篇に共通する明確なテーマがあるわけではないので総論的には語りにくいが、生が内包する危うさ、そして生と死の、あるいは正気と狂気の境界線を、目隠ししたままあぶなっかしいバラン…
六時起床。昨日はたっぷり眠れたからだろうか、風邪の症状がかなり抜けている。ありがたい。 終日書斎に籠もって仕事。夕方、ちょっとだけ散歩。北風に身を縮めながら歩く。寒さは冬そのもので、見上げればオリオン座が浮かんでいそうなのだが、空の表情はな…