わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2010-07-18から1日間の記事一覧

福永伸『星座から見た地球』

この作家のことは知らなかったのだが、新聞の書評やTwitterで評判がよかったので購入。楽しみ!星座から見た地球作者: 福永信出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/06メディア: 単行本 クリック: 21回この商品を含むブログ (34件) を見る福永信の作品はこち…

保坂和志「未明の闘争(10)」

錯綜する記憶を、錯綜するままに書いている。視点すら危うくなるのだが、記憶とは本質的にそういうものかもしれない。外的な影響によって記憶はねじ曲げられたり薄められたり濃くされたりする。視点が動く、というのもあるだろう。群像 2010年 08月号 [雑誌]…

高橋源一郎「日本文学盛衰史 戦後文学編(10)アナーキー・イン・ザ・JP」

パンク文学論。戦後日本における最大のパンクを川内康範の「死ね死ね団」(笑)に観るのだが、それはともかく、アナーキズム文学/反体制文学のクライマックスが1960年がだったとし、その代表作品として挙げられるのが高見順の『いやな感じ』であり、この作…

熱の四面楚歌/「の」が入るほう

六時三十分起床。寝入りっぱなは快適、しかし二時を過ぎると一度猛烈な寝汗で目覚め、だがたちまち眠ってしまい、四時ごろに猫に起こされ、やはり寝汗の多さに辟易としながらむずかる猫にゴハンを与えてまた眠り、五時過ぎに、今度は妙な体の冷えで目が覚め…