わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

レーモン・ルーセル/岡谷公二訳『ロクス・ソルス』

ある発掘物にまつわる物語。ちょっとマジックリアリズムっぽい。 レーモン・ルーセルの作品はこちら。 ロクス・ソルス (平凡社ライブラリー)作者: レーモンルーセル,Raymond Roussel,岡谷公二出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2004/08メディア: 新書購入: 8人…

頭痛その後

五時三十分起床。昨夜は猛烈な頭痛に襲われ、何もできなくなってしまった(日記は翌朝に書いた)。夏風邪、夏バテ、慢性的な睡眠不足(一日五時間以下。といっても六時間以上寝れば寝たで頭痛がするのだが)、ロルフィングの好転反応…と、いろんなことが複合…

頭痛

五時四十五分起床。朝から仕事、夕方から頭痛。十七時半ごろピークとなり、仕事をやめてそのまま横になる。夕食は食べられず。 原因はわかっている。今はしっかり休むことだな。

レーモン・ルーセル/岡谷公二訳『ロクス・ソルス』

まだ数ページしか読んでない。保坂和志が『小説の誕生』で紹介していたので読む気になった。牧眞司も『世界文学ワンダーランド』で取り上げている。ロクス・ソルス (平凡社ライブラリー)作者: レーモンルーセル,Raymond Roussel,岡谷公二出版社/メーカー: 平…

水木しげる『墓場鬼太郎 貸本まんが復刻版』(3)

鬼太郎、すっとぼけた表情でそうとう悪いことをしている。アニメ化されると必ずリメイクされる「幽霊電車」のエピソードの原形も組み込まれている。墓場鬼太郎 (3) (角川文庫―貸本まんが復刻版 (み18-9))作者: 水木しげる出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2…

三浦雅士「孤独の発明」(9)

「群像」9月号掲載の連載評論。どうやら小林秀雄が軸になっているようで、小林は「無常といふ事」くらいしか読んでいない僕がこの評論を読んでも意味ないかな、と思って避けていたのだが、気が向いたので読んでみたら、おもしろすぎて止まらなくなってしまっ…

はじめてのミーゴレン

六時起床。ここ数日はアイデアがジャバジャバと(というのは大げさだが、まあ普段よりは勢いよく)湧き出てくる状態で、なんだかアイデアに尻を叩かれて無理やり起きたような気分。しかし、だからといって睡眠中にアイデアが湧いていたわけではないと思う。 …

ロルフィング・最終回(微調整)

体全体の微調整。これで終了。しばらく様子を見て、以後は半年に一度とかでも十分なのだそうだ。 10回を終えて… 身体が疲れにくくなった 背筋が伸びた 足がでかくなった 【楽天ブックスならいつでも送料無料】ロルフィング教室 [ 安田登(能楽師) ]ジャンル…

高橋源一郎「日本文学盛衰史 戦後文学篇」(11)

テーマは江藤淳/戦後思想。江藤淳、まったくの未読なのだが、それが恥ずかしくなるくらい今号の内容は充実していた。いつか読むぞ、という意思表明も含め、源一郎さんが引用した江藤の「『ごっこ』の世界が終わったとき」の一部を引用。この日記を読んだ人…

調布へ

五時四十五分に目覚ましをならしたが、十五分ほど布団の上で上半身だけを起こしたまましばしボーッとしてしまう。昨日のロルフィングの影響か。 十時四十五分、外出。仕事のために調布へ。残念ながら詳細は書けない。鬼太郎関連のモノも一切見られず。 十六…

今日の事件簿

休もうと思ったけど事件 喘息はいい感じ事件 ロルフィング終了事件(レポートは後日) 風呂でアイデア事件 ボディワーク入門―ロルフィングに親しむ103のテクニック作者: 小川隆之,斎藤瑞穂出版社/メーカー: 朱鷺書房発売日: 2005/07メディア: 単行本購入: 6…

週刊モーニング

王欣太の「リメンバー」、拳法ものなの? 連載初期から中盤まで、わが家の近所や西荻窪の街並みがよく背景画で描かれていた「シマシマ」、いよいよ次号で連載終了。ランちゃんの居酒屋のモデルになっている店は、喘息発症前はよく行ってた。焼酎いっぱい飲ん…

タコと稲妻

五時四十五分、猛烈に眠いが無理やり起きる。なぜ猛烈に眠いのかまるでわからないのだが、猛烈に眠いといっても猛烈に起きようと思えば猛烈なネムサは抑えこむことができるということが猛烈によくわかったものの、その後気を抜くたびに猛烈な眠さはすぐに舞…

保坂和志「未明の闘争」(11)

「群像」9月号より。ドストエフスキーと住居侵入罪と猫と…。群像 2010年 09月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/08/07メディア: 雑誌 クリック: 4回この商品を含むブログ (8件) を見る小説の自由作者: 保坂和志出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2…

山崎ナオコーラ「昼田とハッコウ」(7)

「群像」9月号より。昼田、本屋さんになるの? ならないの?群像 2010年 09月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/08/07メディア: 雑誌 クリック: 4回この商品を含むブログ (8件) を見るこの世は二人組ではできあがらない作者: 山崎ナオコーラ出版…

今日の事件簿

ゆるやかな午前事件 汗が止まらん播磨坂事件 池袋ハンズは人だかり事件 バスケ部のおねーちゃんの集団事件 やっぱり受注は1業種1社が原則だよなあ事件

古井由吉『やすらい花』読了

近年の作品の中ではもっとも柔らかに生と死の境目を見つめ、描いている。無理やり分け入って、死のほうに片足突っ込んで書くような緊迫感はなく、生の側から、時折垣間見える死のかけら(あるいはきざし)のようなものを、それを包み込んだり浮かび上がらせ…

ゲルハルト・ケップフ/園田みどり訳『ふくろうの眼』

古書店で購入。気鋭のドイツ人作家らしいのだが、よくわからない。国書刊行会の「文学の冒険シリーズ」。ハズレはほとんどないシリーズなのでかなり期待している。ちなみに装丁は、ぼくが社会人一年生だったころに某カード会社の仕事でご一緒したアートディ…

マッカーシー/中野恵津子訳『アメリカの鳥』

古書店で購入。池澤夏樹個人編集の世界文学全集より。ベトナム反戦をとなえたアメリカの女流作家の名著。アメリカの鳥 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集2)作者: メアリー・マッカーシー,中野恵津子出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2009/08/11メディア:…

おばさんランナー二人と猫に

五時四十五分起床。涼しいのかと思いきや、六時半に新聞を取りに外に出たら雲越しの朝日に外気が蒸れていた。 仕事。某公共機関キャンペーンなど。予定していた他の案件がすべて得意先理由で一時停止中なので、午後は時間がまるっと空いてしまった。今のうち…

古井由吉『やすらい花』

表題作。主人公は、子どものころはほとんど一緒に暮らしたことがなかった父を、母の他界を機に迎え入れることになる。足腰が弱り一人で立つことが難しくなった父は、夜を迎えるたびに、どこからともなく水の音が聞こえると主張しつづける…。 しっとりとした…

苦行

五時五十分起床。この夏は、起き抜けの第一声が「ウワッ」になってしまった。起きる。カーテンを開ける。窓を開ける。外を見る。ウワッ。六時前後だというのに、この陽射しかよ。と、こんな調子だ。今年の夏は楽しめるレベルの暑さを越えている。ならば苦行…

梅佳代写真展「ウメップ」 シャッターチャンス祭り in うめかよひるず

あまり仲よくない知り合いから、無理やり「これは傑作だから」と思い出のアルバムを見させられたときとおなじ気分になった。写真集で鑑賞するときとまったく違う気分になってしまうとは、どういうことだ? と思ったが、どうやらこれは作品の展示の仕方による…

太田記念美術館「浮世絵動物園」

メインあるいは脇役で動物が描かれている浮世絵を集めた企画展。河童だの天狗だの猫又だの、妖怪や空想上の動物も多く展示されていた。国芳と曉斎の作品は群を抜いてよかった。動物をテーマの一つととらえ、愛情ある視線で観察しつづけていたからだろう。当…

二つの展覧会と馬鹿っぽくない手ぬぐい

六時起床。最近は毎週必ず観るようになった「はやく起きた朝は」の、松居直美の「おむねの肉が背中に流れているから…」の話で爆笑しながら身支度。花子に不審がられてしまった。そのせいだろうか、今朝はずっと不機嫌で、廊下やら書斎やらアトリエやらをうろ…

水木しげる『水木サンの猫』

猫を題材にした短編ばかりを集めている。2作品だけ読んだ。うち1つは「ゲゲゲの鬼太郎」です。 水木作品に猫モノは意外に多いのだが、猫という動物の生態に関心を向け、その愛らしさをトコトン表現する…というタイプの作品集ではない。当然だけど。とんでも…

水木しげる『墓場鬼太郎 貸本まんが復刻版』(2)

2年くらい前、深夜に放映されていたアニメ「墓場鬼太郎」って、かなり貸本版の原作に忠実だったんだなあ、と改めて感じた次第。ニセ鬼太郎がいい味出してます。そしてホンモノの鬼太郎はホントに悪いです。タバコを吸います。とても友だちにはなれません。墓…

古井由吉『やすらい花』

表題作。何度も通りかかっているのに気づかなかった、路地のように建物の間をひっそりと通る溝、そしてそこを流れる、やや季節はずれの桜の花びら。語り手の心は、いつしか「鎮花祭」なるものへと向かってゆく。やすらい花作者: 古井由吉出版社/メーカー: 新…

仕事まみれ/猫まみれ

六時起床。今日も早朝から仕事。某保険会社DMなど、フル稼働。 ジャージャー麺で昼食。足りないので、先日仕事の資料として買っておいた「冷え知らずさんの生姜トムヤンクン」を開封して食べた。この時期に冷え知らずというのもヘンな話だが。 実家より大量…

今日の事件簿

メールわんさか事件 仕事わんさか事件 カミサンなんでもなかった事件 ワンサくん (手塚治虫漫画全集)作者: 手塚治虫出版社/メーカー: 講談社発売日: 1997/06/13メディア: コミック購入: 1人 クリック: 23回この商品を含むブログ (2件) を見る