わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2011-01-16から1日間の記事一覧

三浦雅士「孤独の発明」(14)

「人称の磁場」。2章分だけ読んだ。吉本隆明『言語にとって美とはなにか』に対する寺田透の批評から出発し、ふたつの一人称「私」と「わたしたち」の違いについて考察。サールを引用しながら、「わたしたち」は「私」に内包される、という考えを提示している…

田中慎弥「燃える家」(4)

「群像」2月号掲載。夏休み最後の日、海で死体を見つけてしまってから、耳から波の音が消えなくなってしまい、始業式の日に登校拒否をしてしまった小学生・光日古。彼は少しずつ、自分を責めるということを覚えはじめる…。群像 2011年 02月号 [雑誌]出版社/…

山崎ナオコーラ「昼田とハッコウ」(12)

ヒルズ族をやめて書店を手伝うことにした昼田は、自分が競争社会を拒絶しようとしていることに気づく。「動かない」という行動を通じての逃避。群像 2011年 02月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/01/07メディア: 雑誌 クリック: 9回この商品を…

気づけばもう何年も/膀胱炎

雨上がり、千原兄弟、鶴瓶、柳原、そしてなぜか八代亜紀。芸能人てんこ盛りの夢で目が覚めた。彼らと何をしたかはよく覚えていない。四時。軽く猫の世話をし、もう一度寝る。六時三十分、きちんと起床。 八時過ぎ、「仮面ライダーオーズ」を少しだけ見ながら…