「群像」2月号掲載。カナダから来た年間留学生は、英語もフランス語も苦手。実はブラジルからカナダへの移民だった。…が、今のところ、言語や国籍といったアイデンティティを支える部分の揺らぎのようなもの、あるいは存在の不安やコミュニケーションの不安…
夜中、花子に朝ゴハンを催促されたのでダイニングで缶詰を開けて用意していると、ぼくの気配で目を覚ましたのか、麦次郎が寄ってきて足元あたりをくるくると回るようにうろつき、ぼくにもちょうだい、と言ってきた(ようなそぶりを見せた)ので花子に与えよ…
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