わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2011-05-14から1日間の記事一覧

古井由吉『栖』

「湯」。佐枝のなかに、女としての不安、母としての不安が少しずつ芽生えはじめる。それが、奇妙にずれている。こだわるべきでない部分にこだわり、そのこだわりゆえに、奇妙な負荷を自分自身に強いてしまう。栖 (1979年)作者: 古井由吉出版社/メーカー: 平…

こもる時間

六時三十分起床。花子に枕を奪われていた。最近はいわゆる普通の枕ではなく円座クッションを枕代わりに使っている。おそらくドーナツ型の窪みが体のカーブにピタリとあって心地よいのだろう。気を抜いていると、人の道具はたちまち猫に奪われる。猫は絶対に…