わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2011-06-03から1日間の記事一覧

田中慎弥「燃える家」(8)

「群像」六月号掲載。詩を書こうとして書けなかった徹、書こうともしないことで何かを変えようとしている、あるいは何も変えようとしていない、そのどちらなのかよくわからない、だが状況を限界まで楽しもうとする捻くれた考えを持つ徹の友人である相沢との…

初夏の陽射しと鼻の穴

五時四十五分起床。慌ただしい。布団から抜け出すことすら、服を着替えることすら、せわしなくなる。急げ、無駄をなくせ、と思えば思うほど、動きは確かに素早くはなるが、手順が大きく抜け落ちたり物を落としたり、果てには机の角にぶつかったりと、明らか…