わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2011-07-16から1日間の記事一覧

後藤明生『首塚の上のアドバルーン』

4章目「『平家』の首」。平家物語における「首」についての考察。戦で切られる首。その、切られる瞬間の「血」のなさ、そして切られてからの「血」のなさ。ある種の美学なのだろうか。血を感じさせない、という様式。首塚の上のアドバルーン (講談社文芸文庫…

夏の味

五時四十五分、猫に怒られるように鳴かれ、起床。何も悪いことはしていないはずだ。釈然としない。だが、それが猫というもの。身支度、動物たちの世話。 七時過ぎ、ランニングへ。すでに炎天。善福寺川沿いを、日陰になる河岸を選びながら走りつづけた。すれ…