わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2011-09-04から1日間の記事一覧

ゲルハルト・ケップフ『フクロウの眼』

第二十章。鬱積した怒りが産んだ殺人、その罪とともに生きた男の遺書。 ふくろうの眼 (文学の冒険)作者: ゲルハルトケップフ,Gerhard Kopf,園田みどり出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 1993/07メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (33件)…

こうの史代『この世界の片隅に』

広島から呉に嫁いたお絵かきの好きな主人公・すずの半生(メインは終戦前の数年間だが)を、戦争中の日常を通じて描いている。生活は戦況とシンクして日に日に厳しくなっていくのだが、その厳しさすら楽しんでしまおうという、あっけらかんとしたのどかな明…

消し飛ぶ呑気

六時十五分起床。台風は来なかったなあ、という呑気な感想とともに目を覚ましたのだが、テレビを見てみると、その呑気さが一瞬で消し飛ぶほどの被害が出ていることに驚いた。群馬など東京以北の地でも土砂崩れなどが起きているらしいというのに、このあたり…