わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2011-11-25から1日間の記事一覧

葛西善蔵「哀しき父」

医者での待ち時間の間に、iPod touchを使って青空文庫版を読んだ。「子をつれて」同様に貧困がテーマなのだが、そんなことはさておき(当時の時代背景を考えると重要ではあるが)、短篇小説としての完成度が異様に高い。本当にコレ、大正時代の作品なのか? …

藤枝静男「悲しいだけ」

「群像」12月号掲載。戦後文学特集。この作家ははじめて読んだ。物質的なもの以外は何も信じないという現代的な考え方と、愛する妻の死を悲しんだり先祖の霊に畏敬し謝罪したりする霊的・宗教的な考え方とが静かにせめぎ合っている。自身の気持ちが揺らいで…

慌ただしかったのに書くことが少ない

六時起床。今朝もかなり冷え込んでいるようだが、まだ暖房は必要ない。といっても、猫にはホットカーペットを使わせている。下からの暖かさが心地よくてたまらないようだ。 仕事。少しだけ某企業企画を進めてから、午前中は銀行回り。昼食後、内科クリニック…