わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

今日の事件簿

スロースタート事件 サギ祭り事件 道場六三郎のレトルトカレーで昼食事件 HとMがやって来た!事件 Hが花子に怒られた事件 メロンパンが喉にひっかかった事件 ノリで打ち合わせ事件 その量は無理です他の方法を考えましょう事件 大学芋うめえじゃねえか事件 …

David Sylvian「Died in the Wool」

かなり前にAmazonで予約したのだが、発送のお知らせが来た! 楽しみだ。 内容は、名盤と評価の高い「Manafon」のリミックスやバージョン違いで構成されているようだ。もちろん、デヴィッドのことだからフツーのリミックスなんてやるはずもなく…。Died in the…

Happy Hacking Keyboard Professionalに一瞬ヒヤリ

最近、キーがうまく認識してくれないことがある。タッチも固くなってきた。こりゃ、もうじきまったく認識しなくなったり、あれこれトラブルが出てきそうだな、と覚悟しはじめていたのだが、そんなことはなかった。キーボードの中に埃と猫の毛がたくさん入り…

古井由吉「枯木の林」

「群像」六月号掲載。結婚し子を育てたが、バブル期に夫から二人も浮気相手ができたことを知らされた女性の心理が淡々と、しかし緻密に描かれる。 虚しさがわずかに感じられる、だが決して絶望感に満ちているわけではない、むしろ何かのヒント、可能性のよう…

シルク姐さんと寛平ちゃん

六時起床。台風は温帯低気圧に変わった、という気象情報を聞いたのはたしか昨日の夕飯後あたりの軽い満腹感にまぶたの重く垂れる時間帯で、台風一過の脳天気なピーカンにこそならないだろうが、長雨の鬱々とした気怠さや轟々と降る豪雨の威圧感からは解放さ…

多和田葉子「雲をつかむ話」(6)

「群像」六月号掲載。おそらくは作者自身がモデルであろう、ある詩人の、異国での暮らしとそこで関わった犯罪者の記憶が、多和田らしい奇妙なずれた文体で淡々と語られる。ねじれているのかストレートなのか、緻密なのかおおざっぱなのかわからない視線。だ…

判断不能

六時三十分起床。雨。台風が近づいている。雨の朝となるのは昨夜からわかっていたので耳は澄ますまい、と思ったが、やはり雨音に聞き耳を立ててしまう。妙なクセがついてしまった。そのクセをごまかすかのように、テレビを付けて「はやく起きた朝は」で暴走…

雨音の一日

六時二十分起床。朝から雨。強く降ったり、弱く降ったり。地面を打つ音が騒々しく飛び込んできたかと思えばたちまちゆるみ、雨音と交代するかのように、鳥の鳴き声が響きはじめる。霧雨の中、ヒヨドリがピーピーと甲高い声を響かせながら羽をすぼめて弾丸み…

古井由吉『栖』読了

な、長かった……。とにかく、うまく時間を作って読書する、ということができない状態がしばらくつづいていたからだ。改善しないと。 岩崎と佐枝、二人の生き方はただひたすらに暗い。周囲とコミュニケーションを取れないという欠陥が、佐枝を狂わせたのではな…

気づいてみれば、梅雨

五時三十分、自然に目が覚めてしまう。花子はぼくの枕元で逆ヘの字になって伸びをしたかと思えば、次の瞬間にはすっと滑らかに丸まり、ぷう、と息漏れなのか鳴き声なのかわからぬ音を出し、腹を出したあおむけぎみの姿勢で、ぼくが何かしてくれるのを待って…

週刊モーニング

「ReMember」、だんだん謎が解き明かされているようだが、まだよくわからん。 「グラゼニ」、週刊連載なんて無謀だと思うが、今週もやはりおもしろい。 「主に泣いてます」、あらゆるものを冒涜しまくっている。 「GIANT KILLING」、えー、最後にこの男でホ…

表面張力と無数のゴルフボール

五時五十分、横で眠る花子を撫でくり回しながら起床。最近は開けたての猫缶さえあげれば明け方に大騒ぎされることがなくなってきた。なによりもまず、食。花子らしい生き方。 仕事。静かにいろいろな案件が表面張力状態になりつつある。コップの口にツンとが…

古井由吉『栖』

「首」。佐枝の狂気の行動に、岩崎はとことん付き合う決意をする。奇行が繰り返されるなか、岩崎はついに、佐枝の心の病の元凶になっているかもしれぬ、彼女の少女時代の過酷な体験を知る。栖 (1979年)作者: 古井由吉出版社/メーカー: 平凡社発売日: 1979/11…

心地よさと汗とちょこちょこと

五時五十分起床。晴れているようだ。身支度をしていると、東向きに窓があるリビングに陽が差しはじめているのに、カゴにかぶせた布越しに気づいたのか、ぷちぷちがキョキョキョと機嫌よく鳴きはじめた。 仕事。早朝から女性ファッションもののコピーにがっつ…

古井由吉『栖』

「首」。家庭が破滅しかかっている。栖 (1979年)作者: 古井由吉出版社/メーカー: 平凡社発売日: 1979/11メディア: ?この商品を含むブログ (16件) を見る聖;栖 (新潮文庫)作者: 古井由吉出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1986/02メディア: 文庫購入: 1人 クリ…

いろんな意味で

六時起床。雨。花子が朝から「かまって」と言いつづけている。雨の日は野生で狩りをしていたころの名残りなのか、眠ってばかりいるはずなのに、今朝はなぜか朝からテンションが高い。 仕事。とある女性向けファッションアイテムの仕事をしている。女性の気持…

古井由吉『栖』

「首」。狂気から生まれる無益な争い。 「子」。無益な争いを繰り返す二人に、無邪気に微笑む赤ん坊。栖 (1979年)作者: 古井由吉出版社/メーカー: 平凡社発売日: 1979/11メディア: ?この商品を含むブログ (16件) を見る聖;栖 (新潮文庫)作者: 古井由吉出版社…

奇妙な寝覚め

奇妙すぎて書きたくない、そんな夢で目が覚めた。床についてからまだ一時間半ほどしか経っていない。脳が興奮していたのだろうか。それとも一気に、駆け抜けるように深い眠りに落ちてからもう一度浮かび上がり、その途中、終わり間近で見た夢だったのだろう…

「PRAY FOR JAPAN」「祈りと希望」

仕事の資料として購入。こういう本を「きれいごとの本」といって敬遠する人は決して少なくないと思うが(ぼくもそのひとりかもしれない)、ツイッターをかけめぐった心を打つ言葉が、ここには満ちあふれている。PRAY FOR JAPAN ‐3.11世界中が祈りはじめた日‐…

古井由吉『栖』

「首」。佐枝の狂気は、なんとか一緒に暮らせるというレベルをとうとう突き抜けてしまう。冷静に対処できない岩崎は、自身も狂ってしまったかと訝しむ……。栖 (1979年)作者: 古井由吉出版社/メーカー: 平凡社発売日: 1979/11メディア: ?この商品を含むブログ …

途中で脳味噌

六時起床。朝からずーっと仕事。ちょっとだけ、二度ほどスーパーに買い出しに行ったが、あとはずーっと仕事。謎のアレルギーがひどいのと仕事が間に合いそうになかったので朝のランニングは中止、夕方は嵐のような雨になってしまったので散歩も中止、昼食時…

古井由吉『栖』

「首」。狂い方が激昂の方向へ向かっていた佐枝は、精神病院への通院と薬の服用を境に、内に沈むようになる。岩崎は、佐枝の面倒を徹底的に見ようと決心する。家事と会社勤め、不安定な妻の相手、と負担は増える。ただ、赤ん坊の存在だけが、ひたすらに明る…

番外編・猫侵入防止兼離脱防止用バリケードを自作

100円ショップで買ってきたワイヤーネット4枚を、横位置の状態で塩ビの結束バンド(ギザギザの溝が横にたくさん入っていて、バックル状の先端に通すと固定される、アレ)を使って縦に四枚つなげる。 タカショー G-Story クライミングフェンス 900×1200出版社…

夏の気配と結婚記念日

六時二十分、朦朧としつつ起床。目覚まし時計はなっていない。セットしわすれているようだ。自然と目が覚めたことになる。ほぼ予定どおりの時刻だ。昨日の朝よりは幾分暑いな、と外の様子を耳だけで、陽射しの強さや空の様子を室内から音で感じるなどできる…

加速の代償

六時ジャスト起床。鼻水も歯茎の痛みもかなり和らいでいる。だがまだ完全ではない。五月いっぱいはアレルギーを意識しておいたほうがいいだろう。 仕事。某官公庁Webサイト。とんでもないスピードでホームページのサイトマップをつくったり、キャッチフレー…

カバンの中身

新しいROの2ウェイバッグ、ケータイやらPocket WifiやらiPod touchやら財布やら定期入れやら名刺入れやらがカバンの中でごっさごっさに動いてしまってちょっと困ったので購入した。買ったのはこの商品ではなく、ハンズオリジナルのもの。各ポケットがベルク…

週刊モーニング

「GIANT KILLING」。うーん、描かれている試合の内容はもちろん、マンガの物語としても戦略的だなあ。駆け引きの描写がうまい。 「ReMember」。えええ? んで、どうなっちまうのさ?GIANT KILLING(19) (モーニング KC)作者: ツジトモ,綱本将也出版社/メーカ…

ディオの世界

昨日は大変だった。奥歯が痛んで、うまくモノを食べられない。集中力も削がれる。しかし虫歯ではない。治療済、しかも神経を抜いているはずの奥歯が痛んだ。実際には、奥歯の歯茎が腫れて、治療済の歯を圧迫した結果痛んだ、ということなのだと思うが、生活…

今日の事件簿

防衛事件 歯茎痛いよ―事件 おそらく歯茎の原因はこの季節特有のアレルギー事件(毎年おなじように痛むけど今年は特にひどいのよ事件) 歯茎が痛いとピザは食べにくいね事件

古井由吉『栖』

「背」。家庭を維持する、ということ自体が限界に近づいている。結婚前はさほど濃い愛情を示さなかった岩崎が、自分なりに、淡々と、ある程度の距離を置いて、ではあるが、気の触れはじめた妻と向き合い、守ろうとしている。栖 (1979年)作者: 古井由吉出版社…