わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

西原理恵子『毎日かあさん(8)いがいが反抗期編』

買ったものの……カミサンしか読んでいない。というか、実は最近、サイバラ作品を全然読んでない。なぜかはよくわからんが、読む気がしないのだ。毎日かあさん8 いがいが反抗期編作者: 西原理恵子出版社/メーカー: 毎日新聞社発売日: 2011/08/27メディア: 単行…

ゲルハルト・ケップフ『フクロウの眼』

第十六章。一筋縄ではいかない文通。純粋なのに、ほとんどが嘘で塗り固められている。オースターのような作品構成力。ドツボのハマリ具合が絶妙。 ふくろうの眼 (文学の冒険)作者: ゲルハルトケップフ,Gerhard Kopf,園田みどり出版社/メーカー: 国書刊行会発…

ほどほどがよろしい

五時五十分起床。眠い。雨だ台風だと前日に散々聞かされると、朝一番の窓を開ける瞬間、妙な気分になる。予報に当たってほしいのか、それともはずれてほしいのか、そして予報に振り回される自分を自分はどう捉えるべきなのか。 仕事。最近は女性向け商品のコ…

ゲルハルト・ケップフ『フクロウの眼』

中断していたが、「群像」と「新潮」の9月号のめぼしいところを読み終わったので再開。 第十五章。「共和国の情勢、高等教育の利害得失、また、槌と鑿による複式簿記についての話」。学校を中退し、墓石職人になろうとした主人公が、親方から指導の域を超え…

今日の事件簿

なんやかんや事件 まじめじゃダメなのね事件 パン、おいしいパン事件 事務処理サクサク事件 下北沢は通過事件 階段コワイ事件 うさぎクサイ事件 おっさんウルサイ事件 きのこウマイ事件

今日の事件簿

KIHACHIでひとまず事件 白髪が増えましたね事件 助六とそば事件 読んだら落ちた事件 下北沢には縁がない事件 Rosso事件、あるいは佐野事件 あ、起きた事件 グランドデザインが……事件

ブライアン・エブンソン/柴田元幸訳「温室にて」

米国版・小説家版「八百比丘尼」? オースターみたいだ。新潮 2011年 09月号 [雑誌]出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/08/06メディア: 雑誌 クリック: 2回この商品を含むブログ (17件) を見る柴田元幸の翻訳作品はこちら。

コサギチュウサギアオサギゴイサギダイサギ

六時十五分起床。今日も天気はよい。ジリジリと焼けるような残暑をさらりと洗い流してくれるような風が、ゆるやかに吹いている。 軽く走ろうと思い、支度しているとカミサンが「チャリで伴走したい」。めずらしい。二人で善福寺公園に向かった。蓮池がサギだ…

コエンザイムQ10

猫用。【お買い物マラソン限定5%OFF&200円OFFクーポン大放出!】犬猫用 ハートQ 350mg×60粒動物用健康補助食品ジャンル: ペット・ペットグッズ > ドッグフード > サプリメント > コエンザイムQ10 > チュアブルタイプショップ: 本間アニマルメディカルサプラ…

さらさらきれい茶

いわゆる健康茶。カミサンが毎日飲んでいる。ぼくも一時期飲んだが、屁がとまらなくなったので飲むのをやめた。腸内をきれいにする働きがあるらしい。たぶんぼくの放屁は、腸内が完全にきれいになる前の毒出しの状態だったのだろうなあ。さらさらきれい茶 ポ…

ブライアン・エブンソン/柴田元幸訳「温室にて」

「新潮」9月号掲載。ある小説家から自作に関する書籍の執筆を依頼されていたものの、小説家の作品になんの価値も読み取れなkなってしまった主人公が、小説家の屋敷に招待される――。 いかん。「柴田元幸が訳しているのだから」という思い込み的期待感がどん…

円城塔「良い夜を持っている」読了

父の能力(あるいは障害)である超記憶、その果てに語り手は家族の絆を見つけ出す。いや、見つけ出そうとする。奇妙で素直には感動できない作品なのだが、それでも読後の満足感は高い。傑作。新潮 2011年 09月号 [雑誌]出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/…

六時二十分起床。曇り。雲は厚く低いが雨雲特有の沈むような暗さはない。今朝は雨、と断念していたのだが、急遽予定を変更。身支度を済ませ、ランニングへ。善福寺川沿いを川の流れに沿って10kmほど走る。猫はまったく見かけなかったが、散歩中の犬とは何度…

円城塔「良い夜を持っている」

父の一生から、今の自分へ。語り手にはなぜか、しっかりと踏み固められた土の上に立っているような力強さが感じられはじめている。力強い。だが、一方でなぜか弱い。弱くてモロイ。なんなんだ、この奇妙なバランス感覚は。新潮 2011年 09月号 [雑誌]出版社/…

ド雨ゲ雨フ雨

五時五十分起床。晴れているが雲は多い。天気予報は雨に注意して、を執拗に繰り返している。つい警戒し、わずかな雲の色やカタチの変化に驚いたり、気象学のインチキなうろ覚え知識を脳味噌の奥から引っ張り出してあれやこれやと推測している。雨には雨具以…

最近読んだ、あるいは読みかけの、お仕事関連の書籍

↓コンペで負けて悔しい思いをしたときに読むべき本。案本 「ユニーク」な「アイディア」の「提案」のための「脳内経験」作者: 山本高史出版社/メーカー: インプレスジャパン発売日: 2008/03/28メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 66回この商品を含むブロ…

佐藤淑子『IR戦略の実際』

たまにはこういう本を読まなければならないことがある。小中高で好きだった社会科の延長と考えると、意外に楽しく読める。 IRを初歩的なレベルから総括的に、丁寧に説明している。根底でブランディングや広告づくりに通じるものがあるような気がする。IR戦略…

体洗い用のタワシ

持病の喘息の症状改善に、この健康法が効くのでは、と思い購入。http://www.kamenoko-tawashi.co.jp/howto/pro/lifestyle.html マジ痛いです。想像を絶する刺激。 買ったタワシ、カタチはこれに似ているが、おそらくこれよりもはるかに固いと思う。健康たわ…

週刊モーニング

「グラゼニ」、完全にギャグマンガになっている。何度も笑ってしまった。 「ReMember」、ふたたび五凶星が登場。また闘いを繰り返すのだろうか。グラゼニ (1)作者: 森高夕次,アダチケイジ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/05/23メディア: コミック購入: …

追いかけられるものではない

六時起床。雨。見知らぬ街でアパート経営をするのだが、その内容がどう見てもイケメンコンテスト、という夢を見た。夢のなりゆきを辿ろうとすればするほど、するりと軽く躱されている。だから記憶が混濁し、目覚めてからの意識が路頭に迷う。躱した夢の本体…

円城塔「良い夜を持っている」

描かれる内容が、どんどんディープになっていく……。新潮 2011年 09月号 [雑誌]出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/08/06メディア: 雑誌 クリック: 2回この商品を含むブログ (17件) を見る円城塔の作品はこちら。心地よき難解。ほほえましき不可思議。

リーリーリー

五時五十分起床。涼しい朝、と思っていたら身支度しているうちにどんどん汗が噴き出してきた。しかし、真夏の汗ではない。とめどなく流れ出るのではなく、身体が暑さに過剰に反応して、身体の奥から無理やり絞り出している。そんな汗。 麦次郎、皮下輸液170c…

金井美恵子『日々のあれこれ 目白雑録4』

意地悪純文学作家による超毒舌ひねくれエッセイ、第四弾。いつになったら出るんだ、と思っていたらとっくに発売されていて驚いた。Amazonで発注。 金井さん、「新潮」で連作短編が終わったばかり。こちらの単行本化も待ち遠しい。日々のあれこれ 目白雑録4作…

円城塔「良い夜を持っている」

父の記憶の構造と仕組みを、執拗に分析しつづけている。この分析の果てにあるものは、一体何なのだろう。新潮 2011年 09月号 [雑誌]出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/08/06メディア: 雑誌 クリック: 2回この商品を含むブログ (17件) を見る円城塔の作品…

ハケを食べる

五時五十分起床。ペンキなど塗料を塗るときに使うハケを食べる夢を見た。目覚めた瞬間、ハケを食べる自分がいた世界と現実世界の区別が付かず、ひどく混乱した。ザザーッと途切れなくつづく雨音が聞こえた。混乱の原因はこの音かもしれない、と今になって思…

今日の事件簿

どしゃどしゃ事件 ことこと事件 ふにゃふにゃ事件 にがにが事件 ぎりぎり事件 きりきり事件 もたもた事件 ふわふわ事件 ぞりぞり事件

モレスキン

確か数年前、ギタリストの村治香織さんが愛用していると何かで紹介されてから人気に火が付いた……ような気がする。 1冊1,000円とか2,000円とかする高級志向のメモ帳、ということなのだろうが、仕事の打ち合わせメモはB5のルーズリーフ、街中や家の中でふと浮…

円城塔「良い夜を持っている」

息子が父が他界したころの年齢になってから、父の半生を振り返る……と書くとフツーの小説っぽいのだが、そうではない。父親は驚異的な記憶力を持ちながらも現実と虚構がないまぜになってしまうらしく、晩年は学者の研究対象になっていた。息子はその学者が残…

トドメの一撃

六時二十分起床。二十分ほど寝坊したが、動物たちの世話をするために早起きするだけの話だから、自分の身支度を大慌てにしたり後回しにしたりすれば十分にカバーできる。というわけで、今朝はなんだか変則的。違和感と義務感に挟まれながら鳥かごを掃除した…

金井美恵子「ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ」

「新潮」9月号掲載。印象は昨日とおなじです……と思ったら大転換。描いている世界も転換のしかたもテーマも違うのだろうけれど、『やわらかい土をふんで、』を思い出した。新潮 2011年 09月号 [雑誌]出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/08/06メディア: 雑誌…