わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ガンダムに蜘蛛の巣

五時四十五分起床。涼しいが爽やかとは言い難い朝。雨はやんでいるようだが雲は厚く、薄暗い。しかし沈鬱になるような空ではない。むしろ救いすら感じる。 動物の世話を済ませた後、ランニングをしようと思いテレビのチャンネルを適当に変えながらストレッチ…

金井美恵子「ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ」

「新潮」9月号掲載。連作短編の最終回。例によって「。」がほとんどない金井節が、地味に炸裂。戦後間もないころの記憶が、妙にきらびやかに再現されている。さて、この世界観がこのあとどうなるのか。どうにもならないのか。新潮 2011年 09月号 [雑誌]出版…

イカれたオッサンが5,000人

五時四十五分起床。AKBの誰かの家に遊びにいったら他のメンバーがいて、さらにモー娘。のメンバーの誰かが遊びに来た、というアイドルヲタみたいな夢を見た。なさけない。 とんでもない土砂降り。消防署から消防車を盗み出しヤケクソになってパワー全開で闇…

週刊モーニング

「グラゼニ」、久々にストレートな年収ネタ。 「ReMember」、またまた新たなキャラ登場。登場人物多いよな、この人の作品って。 「う」、牛丼屋か……。よさそうだな。グラゼニ (1)作者: 森高夕次,アダチケイジ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/05/23メデ…

暑いと短くなるらしい

五時四十五分起床。起きているときの暑さより、寝ているときの暑さのほうがはるかに身体にこたえると感じるのは自分だけだろうか。高校時代、陸上部で容赦なく照りつける太陽を無視するように黙々と走りつづけていたからか、いまだにのんびり気ままではある…

ジョイス/柳瀬尚紀・新訳「ユリシーズ 第11章」

「新潮」9月号掲載。結局いしいしんじの作品は読めなかった。なんでだろう……。ノリがあわないのか。 で、ジョイス。「ユリシーズ」は未読だったので、入門編としていい機会かな、と思って読みはじめたのだが……さっぱりわからん。『フィネガンズ・ウェイク』…

豚は夏バテに効く

五時四十五分起床。朝から暑さを感じるものの、昨日よりは多少マシに思えるのは、暑さの盛りを過ぎたということか。朝日に、わずかにセピアを帯びた柔らかさが感じられるようになっているのは確かだが、それは朝日が弱まったということではなく、雲が厚いだ…

吉田秋生『海街diary(4) 帰れないふたり』

1年ぶりくらいの最新刊。主人公は中学生のすずにほぼ固まった感じ。 大人の恋愛と中学生の淡い恋愛が時折交差する。さらに、そこに父母たちの不倫経験(を子として見ていた自分の記憶)が重なる。そこでふわりと浮かび上がってくるすずの感情や思考が、下手…

カツオのガーリックステーキ

猫に、一時間おきに起こされてしまった。五時五十分起床。夜中も明け方も気温が変わらないような気がする。 仕事。朝から晩まで某案件のネーミングを考えつづける。商標調査をする必要があり、フツーの言葉はだいたい先に登録されてしまっているから、かなり…

今日の事件簿

どうだ事件 はやい事件 あつい事件 うまい事件 すすむ事件 なおす事件 たなか事件 ぶるる事件 なおる事件 かわい事件 おおい事件 いたい事件 ねるぞ事件

いしいしんじ「ある一日」

「新潮」9月号掲載。作者がモデルらしい男の妻、園子は、出産予定日が来たというのに生まれそうな気配がまったくない。二人は一年半くらいまえに引っ越してきた京都の街を歩きはじめる。 いしいしんじといえば、代表作の『みずうみ』だが、前半はすごくおも…

吉祥寺美術館・古川タク展「あそびココロ “1本の線から”」

イラストの世界じゃ超大御所の古川タクさんの個展。絶対にマネのできない、味のある線で子どものように無邪気な発想をどんどん展開していく。好きなイラストレーターの一人ではあるのだが、今回の個展は展示スペースは狭いし展示点数は多すぎるし、とにかく…

アキレス腱と土踏まず

六時起床。テレビの電源を入れたら、フジテレビで「ちい散歩」みたいな番組をやっていた。女子アナとモト冬樹が、長崎の街を歩いている。長崎ちゃんぽんが美味そうだったが、朝から食べたらキツイだろうなあ。 身支度、ドウブツの世話、朝食代わりのトマジュ…

特集「戦後文学を読む」石原吉郎

「群像」9月号掲載。「さびしいと いま」「待つ」「泣いてわたる橋」という詩三篇と、エッセイ「ペシミストの勇気について」。前者は底なしの悲しみに沈み込みながらも、なぜか光が感じられる戦後詩の傑作。自暴自棄な希望というか、世捨て人の希望というか…

後者ということで

五時五十分起床。いつもとほぼ変わらぬ起床時間、いつもとほぼ変わらぬ暑さ。だが同一ではない。類似という名の異化。異化という名の類似。おおざっぱに括る、という認識方法。世界を知る唯一の方法。……いや、そんなことはないな。 早朝から仕事。某化粧品会…

保坂和志「未明の闘争」(23)

カマキリ談義から猫のクローンへ。すさまじい飛躍。だが、どちらも生命の神秘を探り、受け入れたり拒絶したりしようとしている、という点は一致している。群像 2011年 09月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/08/06メディア: 雑誌 クリック: 36回…

山崎ナオコーラ「昼田とハッコウ」(19)

震災後のアロワナ書店と、昼田の失恋。群像 2011年 09月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/08/06メディア: 雑誌 クリック: 36回この商品を含むブログ (20件) を見る山崎ナオコーラの作品はこちら。

特別編「うちの猫のキモチがわかる本」秋号2011年版

老猫コーナーに、我が家の花子と麦次郎が、それぞれ1ページずつ載っています。みんな見てね。うちの猫のキモチがわかる本 秋号2011年版 2011年 09月号 [雑誌]出版社/メーカー: 学研マーケティング発売日: 2011/08/11メディア: 雑誌この商品を含むブログ (1件)…

終わりかはじまりか

十二時前に寝ると健康によいという話は情報番組の健康法特集でよく言われることだが、たしかにその通りではないか、と今朝は実感できた。布団に入ったのが二十三時四十五分。目覚めたのが五時四十五分。胃の痛みはすっきり消えていた。ただし、風邪のような…

多和田葉子「雲をつかむ話」(8)

「群像」9月号に掲載。自己都合による嘘、少なくとも自分にとっては正義と思える殺人、殺人による刑期を終えた元受刑者をすんなり受け入れる人々。視点のずれ、主観のずれ。異化作用。群像 2011年 09月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/08/06メ…

あまり体調よくないので短めに

五時五十分起床。朝から陽射しが厳しい。ガスバーナーのように肌を焼く。 仕事。某保険会社パンフ、某化粧品メーカーDMなど。 胃腸の調子、戻ったかと思ったが十一時過ぎごろにまた軽く痛み出し、まあ大丈夫だろうと消化はよさそうなざる蕎麦で昼食を取った…

田中慎弥「燃える家」(11)

「群像」9月号に掲載。ひとまず「群像」の連載モノと「新潮」の読み切りを読みたいので、ケップフの『フクロウの眼』は一時休止。 信仰ならざる信仰、イエス=キリストとビンラディンの、外見的な類似性。群像 2011年 09月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社…

花子の娘、桃子の癌

昨日、義母からカミサンに連絡。超未熟児で生まれた花子の娘で、ここ数年は糖尿病を患い闘病中だった桃子が癌になってしまったという。様子を見に行きたかったのだが、体調不良で断念した。カミサンの話では、かなり元気な様子。腎不全が悪化して一時は大変…

妙ではあるが

六時起床。朝からせっせと仕事を進めるも、十一時ごろから腹が怪しい感じに。際限なく便が出るのだ。ただし、下痢っぽいのだが下痢ではない。何となく痛むが耐えられないわけでもない。腸全体が妙に過敏になっているような感覚。妙ではあるがたいしたことは…

今日の事件簿

安易すぎたかな事件 花子の娘が……事件(あとで詳しく書く予定) 喉が痛むのは光化学スモッグのせい?事件 韓国垢すり事件

ゲルハルト・ケップフ『フクロウの眼』

第十四章、3つめのエピソードは、なぜ結婚初夜に幽霊がずらっと登場しているのか、という話。物語の落とし込み方よりも、第二次大戦前から戦後に至るドイツの歴史を一人の元兵隊、現大臣の半生を通じてコンパクトに描ききっているところがスゴい。 ふくろう…

下品だったけど

五時五十五分起床。猫たちにあっちこっちで大騒ぎされ、右往左往してしまう。 麦次郎、皮下輸液160cc。 午前中は某アミューズメント企業の企画。今までに経験したことのない内容なので、戸惑うばかり。それでも、なんとかアイデアをひねりだした。 午後、後…

ゲルハルト・ケップフ『フクロウの眼』

第十四章、内容がどんどん突発的かつ断片的になっていく。全体として大きな流れがあり、その中にいくつかの小さな流れがあるのだが、その小さな流れを構成する要素が、ことごとく流れを堰き止めている。なんのこっちゃ、という書き方をしてしまったが、本当…

ハリボテと夕立

六時十分起床。上半身と太股がだるいのは、昨夜「ボディブレード」をやったからだろうか。七、八年前に通販で流行ったバー型の筋トレ器具で、いまだに愛用中。といっても、ここ数カ月はランニングとストレッチばかりでサボっていた。アキレス腱がまだ不安な…

土屋昌巳「森の人」

元ジャパンのミックやリチャードなどの盟友たちのほか、BUCK-TICK櫻井などが参加している異色作。発表当時は久々のソロ名義でのフルアルバムということでかなり興奮したけれど、当時流行していたテクノ風ビートの感覚がどうしてもなじめず、あまり聴かなかっ…