わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2012-10-27から1日間の記事一覧

大江健三郎「晩年様式集」(10)

自虐と家族ゲンカ。うーん、そう読めてしまうんだよなあ……。虚構世界と作品世界が別々になっていて奇妙な接し方をしている作品構造がすごくおもしろい。群像 2012年 11月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/10/06メディア: 雑誌 クリック: 1回こ…

中沢新一『野生の科学』

第5章は河合隼雄の思想をフックにした、臨床心理学のトポロジー。宗教や曼荼羅にまでトポロジーが切り込んでいく。いやあ、おもしろい。そして大学時代にトポロジーを少しだけだったけど勉強しておいてよかった。野生の科学作者: 中沢新一出版社/メーカー: …

あなたがここにいてほしい、を消火活動する猫

六時四十分起床。花子が一晩中枕元にいた。騒がれなかった。 身支度を済ませ、ランニングへ。善福寺池周辺はすっかり秋模様。木々は黄色く染まりはじめ、少しずつ色の浅い葉をはらはらと落としている。キンモクセイの香りはすっかり消え、路面にはオレンジ色…