わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

小野正嗣「獅子渡り鼻」

現実と虚構の混濁。時間までもが混じり合い、尊は毅と重なり合い、兄は文治と重なりあう。だが、果たしてこれは虚構なのだろうか。小説なのだから、もちろん虚構だ。いや、そうではなく、小説世界におけるもう一つの虚構が、小説世界での現実と……。群像 2012…

予報どおりに

六時起床。秋らしい、ちぎれちぎれの軽そうな雲が、風にゆっくりと流されながら、青空を半分ほど隠している。予報では午後は崩れるらしい。ホントかよ、と思いつつ身支度。 仕事。雨が降り出したらまずいので、早めに散歩へ。ついでに夕食の買い出しも済ませ…

小野正嗣「獅子渡り鼻」

助けられることが、当たり前なのだが、その当たり前さが、うしろめたい。しかし、助けられないという選択肢は、ない。 そして尊は、必死になって兄を助けようとしている。少なくとも気持ちだけは。しかし、行動ができない。助ける方法を、彼はまったく知らな…

年々壊れて

六時起床。朝日を浴びたかったのか、朝の風にあたりたかったのか。隣家の猫、ぐーちゃんが早朝から外廊下に出してもらっていた。朝は、少なくとも人間は、みな忙しい。かまってもらえないようで、あおーん、おおーん、と繰り返し、途切れることなく、鳴きつ…

小野正嗣「獅子渡り鼻」

兄弟の身に降りかかる不幸の全貌が、ようやく見えてきた。だが、疑問は残る。外枠から、あるいは現在から切り込んでいって、中心を、あるいは過去を、ほじくり出すように物語を描く。決して新しい手法というわけではないが、これを活かせるかどうかというの…

小の虫を殺して大の虫を生かす

六時、朦朧と起床。近ごろの下剤は効きすぎる。いや、たまたま自分が効き過ぎる体質なのか。よくわからんが、昨夜はひどい下痢になり、ガクガクになった下半身をいたわるように寝た。目覚めると虚脱感は消えていたが、まだなお下痢はつづいていて、以下略。 …

小野正嗣「獅子渡り鼻」

助けられながら生きる兄弟。そこにあるのは、生きる喜びではなくて、生かされる悲しみなのだろうか。群像 2012年 11月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/10/06メディア: 雑誌 クリック: 1回この商品を含むブログ (18件) を見る小野正嗣の作品は…

とりとめもなく白いのが

六時三十分起床。曇天。バリウムが腹でうずまいているような感覚はない。かたまってしまうことを恐れつつも、いつも通りに身支度やら動物の世話やらをこなす。 八時、もよおしてきたのでトイレに行ってみる。白いが、まっ白ではない。量も少ないような。もう…

小野正嗣「獅子渡り鼻」

なぜ尊が一人で田舎に来たのか、明確には語られないが、その理由が少しずつほぐされていく。ほぐれるたびに広がる悲しみ。そこにつきまとう実の兄と母の不在、そして文治という存在。尊は知らず知らずに文治と兄に共通点を見出し……。群像 2012年 11月号 [雑…

白いのはまだ出ない

六時三十分起床。午後から協会けんぽの健康診断でバリウムを飲むので朝は水しか飲めない。八時以降は水分摂取も禁止。なんとなく干からびた気分で身支度、掃除。仕事。 秋晴れ。霞む雲がゆったりと流れるさまが目に、そして肌に心地よい。 午後、カミサンと…

今日の事件簿

読めない事件 眠れる事件 眠れない事件 それはどう見てもちばてつやだろ事件 ドーナツ100円事件 うどん事件 なんかもーめちゃくちゃ事件 電車の中で安い音ダダ洩れイヤホン使ってクラシック大音量で聞くな事件 耳鳴り事件

小野正嗣「獅子渡り鼻」

「群像」十一月号掲載。眠たくてあまり読んでいないのだが……。舞台は九州だろうか。母と東京に住んでいたが、どうやら訳ありで田舎の親戚に預けられている小学四年生の少年・尊の目の前に、先祖の文治の幽霊が時折、姿を現す。尊は文治を兄と思いはじめる。 …

とろとろ

六時四十分起床。寝坊。午前中は大きな予定がなかったので気が緩んだか。 午後、中野にて打ち合わせ。西荻窪へ移動し、マクドナルドでコーヒーを飲みながら少し作業。十六時、Rossoで髪を切る。十七時、帰宅。その後は作業。 一日中、とろとろと眠たい。徹夜…

眉毛と目玉

六時起床。肌寒い。タオルケット一枚では体が冷える。夜中に布団をひっぱり出した。 仕事。夕方、東京ガスが来訪。CMで話題になっているピピットコンロのバリューリースを契約する。リース会社の審査にとおれば(通るだろう)、おそらく月内に工事をすること…

今日の事件簿

気がつけば新宿御苑事件 ついでにモーニングショット事件 ツバメの巣はもうない事件 柔らかく膝を屈伸させて事件 ちゃんとバスが来た事件 ちゃんと電車が来ない事件 エレベーターのボタン押して逃走事件 5分でうどん事件 おねーさんパンツまる見えですよ事件

中上健次『異族』

読みすすめるほどに、夏羽とタツヤのねじれた関係が浮き彫りになる。確信からもっとも遠いところから物語をはじめ、大きく大きく迂回しながら、テーマに直接関わるようなエピソードや表現を小出しにし、積み上げていく。そんな作品なのかな……。異族―中上健次…

東京都立現代美術館「FUTURE BEAUTY 日本ファッションの未来展」

ちょっと珍しいファッションをテーマにした企画展。何年か前にヨウジヤマモトのドレス展みたいな企画をどこかでやっているのを観たが、それ以来かな。そもそも、美術館に来るのがかなり久しぶり。こまめに通いたいのだが、最近は企画展の混雑がすさまじすぎ…

ゲロとシッコ

六時二十分、麦次郎のゲロで目覚める。花子もシッコしたり駆けずりまわったりと大騒ぎをはじめた。朦朧としながらゲロを拭いたりシッコを取ったり。昨夜のうちにまとめておいた燃えるごみと合わせて集積所に出す。朝の風からは長くつづいていた夏の気配が、…

中上健次『異族』

夏羽の死により、気の迷いが行動に表れはじめるタツヤ。信じようとしていた右翼思想(の表層のようなもの)への疑いが芽生える。金色の鳥、路地の暗示……。異族―中上健次選集〈2〉 (小学館文庫)作者: 中上健次出版社/メーカー: 小学館発売日: 1998/10メディア…

見事な裏切り/エロを求める

起床。気づけば六時四十分。昨日とおなじだ。就寝前にロキソニンを飲んだせいか、妙な眠りに沈んでいた気がする。浅い眠りと深い眠りの振り幅が大きい、とでも言おうか。あるいは、深い眠りの、その深さが、若干どこか、横穴のようなものにそれているような…

ガーーーーーーーーーーーーン(突発)

六時四十分起床。八時三十分、ランニング7.6km。ペースやや早め。 午後は休養。夜から頭痛。早寝した。この日記、翌日に書いてます。

美内すずえ『ガラスの仮面』(49)

すごい。すごすぎる。ほぼ全ページが面白い。もちろん、いろんな意味でだけどね。全体のストーリーは純粋に楽しめる。ただ、ところどころの演出やら細かいエピソードやらに、つっこみどころが……。それも含めて、この作品を愛好しているわけだけどね。ガラス…

キーーーーーーーーーーーーン(時折復活中)

今朝も五時五十分起床。耳鳴りはしていない。鳴っているのかもしれないが、よくわからない。ひとまず安心して身支度。念のため、薬は服用。油断していたからだろうか、今度は反対側の左耳が耳鳴りした。しかし、十秒程度で鳴りやんだ。 麻布十番にて打ち合わ…

週刊モーニング。

うん。普通でした。モーニング、ちょいとマンネリ気味。ダイジョブだろうか……。

キーーーーーーーーーーーーン(大幅縮小中)

五時五十分起床。昨日は一時的なものだったのか。耳鳴り、微かには聞こえるがほとんど気にならない。 仕事。取材内容のコピー化。細かい連絡多数で、ちょっと混乱気味。 夕方、空き時間をつくって銀行へ。事務処理のための通帳記入。 十八時過ぎ、散歩を兼ね…

エレコムの折りたたみ型モバイルBluetoothキーボード

正確には昨日の帰りがけに新宿ビックカメラで購入。今まで使っていたものはPalmブランドのもので、おそらくリュウドのOEM。Palm TXやCentroで使っていたが、iPod touchやiPadで問題なく使えた。このエレコムのものも、リュウドのOEMだと思う。Palmのキーボー…

中上健次『異族』

夏羽の自殺に引き摺られ振り回されながら、夏羽とともに過ごした幼少時代を振り返るタツヤ。愛憎の繰り返し、そんな単純な言葉ではとても表現できないくらい、互いの感情はねじまがっている。これがおそらく、路地という場所のもつ魔力的な磁場。異族―中上健…

キーーーーーーーーーーーーン(再活性化中)

五時三十分起床。今日も朝から晩まで辻堂で取材。途中で雨。 帰宅後、疲れ果てて横になったら二時間も過ぎていた。耳鳴り、悪化。ごはんを食べたら落ち着きはじめ、薬を飲んだらかなり静まったが、今も鳴りつづけていて、昨日より音は大きい。うーむ……。

そこはギャク

五時三十分起床。朝から晩まで取材で外出。戻ったら下痢した。尻が痛い。腹も痛い。いや、逆か。腹が痛い。尻も痛い。

今日の事件簿

くるくる遮光事件 尻事件 コメ事件 ゴーヤ事件 避けたつもりがそこに行く事件 チーズケーキメロンパンうにせんで100円不足事件 ニンニクゴーヤ豚肉塩麹プチトマト事件 はやいね事件