わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

五時四十五分起床。いつもより微妙に早起きをし、その分、たとえわずかでも働いておこうと画策するのだが、その微妙な早起きが意外にカラダに応えているのか、それとも深夜恒例となった猫たちの大騒ぎによる慢性の寝不足がピークに達したか、はたまた寝違え…

今日の事件簿

ハッピーバレンタイン事件 それはまるなげ事件 東京放浪事件 谷崎っぽいね事件 美女が増えている事件 カミサン、ブラウニーありがとう事件

山崎ナオコーラ「昼田とハッコウ(完結)」

「群像」3月号掲載。二人の二十代男性の生き方を対比しながらも、街の書店や忘天寺≒吉祥寺という街の描写もしっかり行うことで、どこが、といわれるとよくわからないが魅力的な優しさに満ちた作品世界を構築している。群像 2012年 03月号 [雑誌]出版社/メー…

金井美恵子『ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ』

「『月』について、(2回目)」。気にする、ということ。ギリギリのところで罪悪にはなっていない。そしてすべてが、愛情に端を発している。ただし一言では説明しきれないような、愛憎混じった心理とも言える。 ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド…

だらだら

いつもより十五分も早くてこの時期なら当然なのだが日の出前である五時四十五分にもっともっと眠っていたいという気持ちを無理やり両手でぎゅーっと押さえ押し付けねじ伏せるようにして起きても大慌てで身支度を済ませ掃除をし動物たちの世話をしているとど…

『古井由吉自撰作品(1)』

うーん、収録作品の大半は持っているし読んでいるのだが、予約してしまった。このシリーズで少し蔵書を整理しようかな。古井由吉自撰作品 1 杳子・妻隠/行隠れ/聖 (古井由吉自撰作品【全8巻】)作者: 古井由吉出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2012/03/0…

金井美恵子『ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ』

「『月』について、」「砂の粒」「トゥワイス・トールド・テールズ」「『月』について、(2回目)」。父の失踪と死から、記憶は主人公自身の恋、そして父の失踪の原因へ。点々と、飛び跳ねるように移行するストーリー。直線ではなく、断片を寄せ集めコラージ…

スヌーズ

六時三十分起床。カミサンに、何度も目覚ましが鳴っては止まり、止まっては鳴り、が繰り返されていた、と言われた。セットしていた時間は六時だから、無意識のうちにスヌーズしていたらしい。 寝違え、かなり痛みが和らいできた。だが、姿勢の取り方で激痛が…

金井美恵子『ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ』

「けいせいはんごんかう」。傾城反魂香。父の死を、別の角度から。 ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ作者: 金井美恵子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/01メディア: 単行本 クリック: 24回この商品を含むブログ (46件) を見る金井…

寝違えとチョコ

六時起床。首と背中が、異次元から魑魅魍魎たちに引っぱられているような感覚。起き上がったら案の定、痛む。寝違えた。首が動かない。 八時過ぎから仕事を開始するも、あまりの痛さに集中できず。九時半、観念して整骨院へ治療しに行ってみるが、寝違え時の…

散歩途中の古書店でいろいろ

東京物語考 (同時代ライブラリー)作者: 古井由吉出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1990/03/09メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (2件) を見るシューマンの指 (100周年書き下ろし)作者: 奥泉光出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/07/23メディ…

今日の事件簿

なんとなくがちゃがちゃ事件 大いなる野望事件 前髪ぱっつん事件 南渕って誰だよ古井さん事件 iPod touch落下事件 パンク事件 牛みたいだよ麦次郎事件 こりゃバジル味の棒々鶏だな事件 ちゃらいよKさん事件

週刊モーニング

「ぼくはビートルズ」、次号最終回。いったいどうなる? 加えて、ビートルズのデビュー前にファブ・フォーが存在してしまった世界では、ジョンはどうなったのだろう。気になる。 「ReMember」、またもやZAP登場。こちらも今後の展開が楽しみ。僕はビートルズ…

めまぐるしい一日

六時起床。三十分もすると夜は明け、すっきりと晴れた冬空がわずかに白く霞みながら果てしなく伸び広がっているのがよくわかるようになった。吐く息は白い。この白が、はるか上空まで昇ってゆくのだろうか。アホみたいな想像だ、と一瞬思ったが、実のところ…

木田元『木田元の最終講義 反哲学としての哲学』

木田元がおもしろすぎてたまらない。というわけで購入。でもこれ、寝る前に読むと興奮して眠れなくなるんだよなあ。木田元の最終講義 反哲学としての哲学 (角川ソフィア文庫)作者: 木田元出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング発売日: 2008/05/24メデ…

「群像」3月号

短篇小説特集。本谷有希子と舞城王太郎がそれぞれ、集中的に短篇を披露しているみたい。群像 2012年 03月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/02/07メディア: 雑誌購入: 2人 クリック: 5回この商品を含むブログ (9件) を見る[rakuten:book:1572343…

空の指輪

血尿が出る夢で深夜に目覚め、そのままトイレに向かったのだが、本当に真っ赤な色をした尿が出て便器を染めてしまうのではないかという恐怖を感じたものの、出てくる尿はいつもどおり、わずかに黄色がかった、美しい表現をすればトパーズのような澄んだ色を…

金井美恵子『ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ』

「『愛欲の谷』」。サイドストーリー的なのだが、これも家族の記憶の断片として語られている。 ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ作者: 金井美恵子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/01メディア: 単行本 クリック: 24回この商品を含…

盗んだジェットで走り出す

プライベートジェット機を盗む夢を見た。六時起床。雨。土砂降り。 早朝より仕事。まったく方向性が定まらず、一人でコピー千本ノック状態というめちゃくちゃな状態になってしまった。これを昼食時間と夕方の軽い散歩の時間以外は、ただひたすらつづけた。 …

今日の事件簿

シップタイツクルクル事件 100円珈琲事件 待ってろよ萬田久子事件 カタログわんさか事件

「続・吉岡実詩集」

現代詩は好きで、ちょいちょい読んでいる。吉岡実はお気に入りの戦後詩人の一人(ただし、チョー好きなわけではないし、作品に精通しているわけでもない)。この作品集も、買ったもののしばらく寝かしっぱなしだったのだが、今日、時間に余裕があったので数…

木田元『反哲学入門』

ちょい前から少しずつ読みすすめているのだが、とにかくスゴイ。おもしろすぎる。そして、学生の頃に読んだニーチェやキルケゴオルは、実は読んだ気になっていただけだったと痛感…。反哲学入門 (新潮文庫)作者: 木田元出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/0…

金井美恵子『ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ』

「風」「草」「光」。この作品は長編ではなくおなじ世界観、おなじ設定のもとで描かれた連作短篇と捉えるべきだと考えていたが、半分を読み終えて、やはりこれは長編なのだとよくわかった。行ったり戻ったり、時には反復や省略もされる決して直線的にならな…

米は買いにいかない

六時三十分起床。明け方、闇が粉になるような感覚を感じ取ったのは、朝日がそのような射し方をしたからか、それとも単に空気が乾燥して埃っぽかったからか。布団で寝ているので確かに埃は多い。 昨夜、ランニングしたときに右足のふくらはぎの下あたりに感じ…

金井美恵子『ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ』

「泉の乙女」。バレエ少女の話から、語り手の幼少期の、母と離婚した夫との箱根旅行の曖昧な記憶。グラデーションのような場面転換がすばらしい。 ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ作者: 金井美恵子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 201…

厄明け

六時起床。ようやく三年間の厄年が終わったことになる。前厄で年末にざっくりと舌を切り縫合手術を受けるというとんでもないトラブルがあったが、それ以外は目立って大きな問題はなく、無事平穏に過ごすことができた。仕事も、売上面は単価の下落で厳しい面…

金井美恵子『ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ』

「満州娘」。庶民の美意識。 「ジャニー・ギター」。これも、少年たちのある種の美学美意識ってことなのかもしれない。ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ作者: 金井美恵子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/01メディア: 単行本 クリ…

曝睡寝坊

七時起床。一時間の寝坊。おそらく生まれてはじめての経験。 仕事。年度末進行が早くもはじまり、かなり立て込みはじめている。すでにキャパオーバー気味。 午後、カミサンがインコのぷちぷちを連れて病院へ。定期診断なのだが、とうとう老化の症状が現れは…

週刊モーニング

「ReMember」、いよいよ全面対決か。ReMember(4) (モーニング KC)作者: 王欣太出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/11/22メディア: コミック クリック: 1回この商品を含むブログ (20件) を見るReMember(5) (モーニング KC)作者: 王欣太出版社/メーカー: 講…

寝不足なので手短に

十二時四十分頃に寝たが一時三十分頃にパッキリと目が覚めてしまい、そのまま朝まで眠れず。六時起床。 午前中から打ち合わせ二本。往復の電車で危険なくらい爆睡。 二月は毎年忙しいのだが、今年もかなり密度が高まっている。さて、どうやって乗り切るか。