わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

長野まゆみ「45°」

「群像」5月号掲載。新連載の連作小説。長野さんの作品を読むのは二十年ぶりくらいかも(笑)。 読みやすく緻密に積み上げられた会話主体の文章、そして最後のどんでん返し。純粋におもしろいです。群像 2012年 05月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日:…

変な感覚

五時五十五分起床。曇。やや肌寒いか。結露。 掃除、仕事。マイペースで進めていたつもりが、いつの間にか混沌としてきた。 夜、妙な目まいに襲われた。目まいというよりは、上下と前後の感覚が一時的に狂うような。Macの画面に、真っ直ぐに向かっているはず…

IonicPro

画庫と化している南西側のアトリエのカビ対策として購入。花子のトイレも設置しているので猫砂のホコリも多い。リビングで使っていた空気清浄機を買い換えた際に古い方をこの部屋で使うようにしているのだが、今ひとつのようなので1台追加してみた次第。猫砂…

高橋源一郎「日本文学盛衰史 戦後文学篇」(23)

「群像」5月号掲載。戦後文学とは、戦後思想とは何なのか。掘り下げれば掘り下げるほど、定義は揺らぐ。確信的な何かのそばで、激しく揺らぐ。群像 2012年 05月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/04/07メディア: 雑誌 クリック: 1回この商品を含…

「うちの猫の長生き大事典」

以前わが家の愛猫たちが取材を受けた猫雑誌のご長寿猫特集、好評だったようでムック本化された。花子がどーんと載っている。掲載ページと記念写真。麦次郎は未掲載。医学的にありえないことが起きてしまったので、監修した獣医さんから掲載しないほうがいい…

のどかな休日

六時三十分起床。花子に枕を奪われていた。愛用の枕は竹でできた硬枕で、後頭部ではなく首の後ろに当てて使うのだが、カーブが花子の顔にぴったりなのだろうか、気持ちよさそうにしていた。【10月初旬出来上がり予定】「竹硬枕“楽枕”M」出版社/メーカー: 竹…

高橋源一郎『さよならクリストファー・ロビン』

今月発売予定。予約でぽちりました。さよならクリストファー・ロビン作者: 高橋源一郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/04メディア: 単行本 クリック: 23回この商品を含むブログ (30件) を見る

高橋源一郎「日本文学盛衰史 戦後文学篇」(23)

「群像」5月号掲載。冒頭の、吉本隆明と江藤淳の対談の引用が美しすぎる。群像 2012年 05月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/04/07メディア: 雑誌 クリック: 1回この商品を含むブログ (7件) を見る高橋源一郎の作品はこちら。

保坂和志「未明の闘争」(31)

「群像」5月号掲載。猫の描写とちょっとスピリチュアルな思想がまじりかけた哲学問答がつづく。群像 2012年 05月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/04/07メディア: 雑誌 クリック: 1回この商品を含むブログ (7件) を見る保坂和志の作品はこちら。

くさらない

六時三十分起床。久々の結露。そして雨。雨足は強く、容赦ない。何に対して容赦ないのかよくわからないが、容赦ないという言葉がよく似合うほどの太さ、強さ、が感じられる。 念入りに掃除。終了後、仕事開始。雨の日の休日仕事は気持ちが惑わされない。雨だ…

今日の事件簿

葉桜というより桜葉事件 二十人くらい挨拶事件 腰低すぎて恐縮事件 いい人過ぎて恐縮事件 どこに行ったの?事件 偶然の情報収集事件 タニタのレシピ本は買わない事件 一気に書き上げ事件 叫びとふにゃり事件

週刊モーニング

「主に泣いてます。」切ない少女漫画的になってきたな。馬鹿馬鹿しいテンションを保ったまま。 「ReMember」また一人、新たなクセモノが…。 「グラゼニ」こういう一言に翻弄されるんだよな。さて、どうなるのか。 「クレムリン」今まで読んでなかったけど、…

葉桜と汗

五時五十分起床。体は軽くすっきりと冴え、寝覚めはよいのに、なぜか布団の上で上半身だけ起こした上体で、数分間だけだが呆けてしまった。今日の予定は、と先のことを考えているうちに、二度寝しかけたらしい。 十時、小石川へ。早く来すぎた初夏の陽気に体…

古井由吉「窓の内」

老いのまなざし。その先にあるのは、他愛もない生の記録なのか、それとも夢も現実もない世界なのか。既視感に満ちた夢に、語り手は過去の記憶と妙な確信を感じる。 [rakuten:hmvjapan:11827747:detail] 新潮 2012年 05月号 [雑誌]出版社/メーカー: 新潮社発…

ねこぐらし

寝覚めに猫がからまないことはない。寝入りにもからんでくる。書斎での仕事や三度の食事につきまとわれることもある。一日が、猫からはじまり、猫を経て、猫に終わる。そんな暮らしをもう十六年もつづけていることになる、と今さらながらしみじみと思った。…

古井由吉「窓の内」

「新潮」五月号掲載。ひとまず前半だけ。窓から外を見る男、というシチュエーションに、死の影が、そして生の匂いが、複雑にからみついていく。だが、どこか視点が遠い。そんな文章。 [rakuten:hmvjapan:11827747:detail] 新潮 2012年 05月号 [雑誌]出版社/…

寝だめの科学と非科学

週末に眠りすぎた代償か。寝だめというものは本当は効かないという話をどこかから聞いたことがあるが、こうして二日、三日と尾を引いて寝だめが効いてくるという実感があることもあるのだから、科学的根拠なんぞあまり信用ならない。というよりも、科学で睡…

『古井由吉自撰作品1』より「行隠れ」

「嫁入り」。披露宴がはじまるが、姉の不在という事実が宴を観察する目を歪ませる。古井由吉自撰作品 1 杳子・妻隠/行隠れ/聖 (古井由吉自撰作品【全8巻】)作者: 古井由吉出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2012/03/09メディア: 単行本 クリック: 19回こ…

風邪とカタコト

五時五十分起床。熱は下がった。リンパ腺の痛みがわずかに尾を引くようだが、概ね良好と言ってよさそうな体調。日曜、午前中は仕事をしたものの、午後からは治療に徹するつもりで布団にくるまり湯たんぽを入れてひたすら眠りつづけたのが効を奏したか。水分…

キャチャコール

風邪ひいた。一日中寝てました。おしまい。

木田元『反哲学入門』

毎晩数ページから十数ページずつ、時間をかけてゆっくりと読んだ。 この一冊で、ギリシア哲学からハイデガーまでを総なめにすることができる。と書くとかなり駆け足で思想の歴史を辿っていくように思えるが、実際はひとつひとつを、木田流の解釈をたっぷりと…

『古井由吉自撰作品1』より「行隠れ」

「嫁入り」。泰夫も式場へ。そこで感じる、さまざまな異和感。古井由吉自撰作品 1 杳子・妻隠/行隠れ/聖 (古井由吉自撰作品【全8巻】)作者: 古井由吉出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2012/03/09メディア: 単行本 クリック: 19回この商品を含むブログ (…

冬の名残

六時三十分起床。花冷え、花曇り。時折陽射しは当たるが風は冬の名残が色濃い。花見をするには少々寒すぎるようだ。もっとも、自分は花見には行けない。仕事てんこ盛り。四月の上旬にこんな状況になるのは珍しい。 朝から掃除。プラスチック部分が劣化しバキ…

Dalis Car「InGladAloneness」

ヒットには結びつくわけもないのだが、名盤の予感。というか、フルアルバムとして仕上がっていれば、めちゃくちゃ評価が高かったはず。惜しい。本当に惜しい…。 Dalis Carのデビュー盤「The Waking Hour」、中古市場でめちゃくちゃ値上りしているそうだ。複…

週刊モーニング

「ReMember」記憶が、この世界の謎を解く鍵となる…のだろうか。 「グラゼニ」本当にこんな金額交渉してたら笑える。ReMember(5) (モーニング KC)作者: 王欣太出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/02/23メディア: コミック クリック: 1回この商品を含むブロ…

風呂の効用

昨夜の腹痛はなんだったのだろう。またノロウィルスに感染したのか。診察を受けていないからなんとも言えないが、ノロのような気がする。しかし、短期間で二度もかかるものなのか。免疫というものはできないのか。疑問は多いが、通院して治療とともに解明し…

はらいてえ

六時起床。掃除、仕事。 午後、打ち合わせで小石川へ。播磨坂の桜がかなり花開いた。 帰社/帰宅後も仕事。夜、猛烈な腹痛でダウン。日記は翌朝に書いている。 読書はできず。

『古井由吉自撰作品1』より「行隠れ」

「嫁入り」。式場へ向かう家族、そして一人自宅に残り、姉の帰宅を待つ泰夫。古井由吉自撰作品 1 杳子・妻隠/行隠れ/聖 (古井由吉自撰作品【全8巻】)作者: 古井由吉出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2012/03/09メディア: 単行本 クリック: 19回この商品…

Dalis Car「InGladAloneness」

昨年1月にガンで他界した敬愛するベーシスト、ミック・カーンの遺作。元バウハウスのピーター・マーフィーとのプロジェクトなのだが、ファーストアルバムは、ミックのベース・プレイばかりが際立ちアンバランスな未消化作品だったが、本作はゲストミュージシ…

騒々しくない

五時五十五分起床。たいして騒がしくもない、むしろ静寂の色濃い朝だというのに、騒がしい、うるさい、けたたましいと感じてしまうのは、日々の忙しさゆえか、それとも眠っても疲れが抜けきらなかったからか、はたまたただの悪い癖なのか。猫が騒いでいたの…