わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2013-02-13から1日間の記事一覧

古井由吉「鐘の渡り」

「新潮」3月号掲載。三年ほど同棲した女に死なれた男と、これから女と一緒になろうとしている男とが、過去の記憶を軽くひきずるようにして、山に登る。しかし彼らは、記憶や女との感情よりも、気まぐれな天気や景色、そして響き渡る鐘の音といった「環境」に…

朝の乱れ

五時五十五分、混乱しつつ起床。夢を覚えていないというのに、寝覚めが夢に振り回されている。おそらくは支離滅裂で意味不明、その滅裂さと無意味さに、あるいは不条理さに、理性なり論理性なり思考力なりを、ひどくかき乱されたのだろう。混乱であって不安…