わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2013-09-05から1日間の記事一覧

古井由吉「子供たちの道」読了

母も家もない幼い子供たち、彼らを無理やり我が子にしようとする出戻りの女、子供たちをじっと見守る十歳の少女・信子、そして子供たちを街に送って保護させようとする大人たち。子供たちは狂気と悲しみに襲われて無となり、大人たちは憎悪と憐憫の間で揺れ…

雷鳴

夜通しの雷鳴と気まぐれな豪雨。そのまばらさと激しさで幾度となく目が覚める。そのたびに、落ち着かないのか大騒ぎしている猫たちをなだめにかかるが、気付けば意識は飛び、次の雷鳴、次の豪雨、次の猫騒ぎになっている。時計の針だけは確実に進んでいる。…