わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

綿矢りさ「いなか、の、すとーかー」

あかん、ここに来て挫折してしまった。 やっぱり綿矢りさたんの小説は感覚的に合わないようで、読めない…。群像 2013年 11月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/10/07メディア: 雑誌この商品を含むブログ (12件) を見る綿矢りさたんの作品はこちら

迷いが生んだ最高

六時三十分起床。真夏のような暑さに辟易しつつ、身支度、動物の世話、そして念入りに掃除。という書き出しを、今年はもう何回やったことか。内容がマンネリ化していることにも、異常気象がマンネリ化しつつあることにも、うんざりする。 午後は二時間ほど昼…

綿矢りさ「いなか、の、すとーかー」

ストーカー、いよいよ登場。嫌悪感にあふれた人物描写、とはなっていないあたりが綿矢りさらしさなのだろうか。群像 2013年 11月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/10/07メディア: 雑誌この商品を含むブログ (12件) を見る綿矢りさたんの作品は…

怠けの強要

六時起床。じわじわと暑さが重なり合うように気温が上昇している。家のなかではわかりにくいのだが、外に出れば陽射しが確実に(終わり頃ではあろうが)夏のものであることがはっきりとわかり、何かが狂っている、いや、狂っているのが何かなんてわかりきっ…

今日の事件簿

Campusノート、いい感じ事件 そのオーダーだいじょぶです事件 5年ぶりのすぱいす事件 ふんふんうるさいよ事件 Z出た事件 オナガガモがもう来てる事件 キンモクセイの残り香事件 たぶんおちょびの兄弟事件

綿矢りさ「いなか、の、すとーかー」

「群像」11月号掲載。綿矢りさたんの作品、以前何度かトライしたものの、どうしても生理的になじめなくてすべて巻頭数ページで放り投げてしまっていたが、これは読めそう。田舎に窯を構える若い陶芸家の話。群像 2013年 11月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談…

エリジウム

「第9地区」を撮った南アの監督、ニール・ブロムカンプの最新作。「第9地区」は観てないけどね。 緻密なSF設定と暴力と真っ正面から向き合った演出が気に入ったのだが、それよりもなによりも、貧困や差別をテーマに扱ってここまでのエンターテイメントに仕…

総菜ちゃっちゃ

六時三十分起床。部屋の中は蒸し暑い。夏の残像がしつこくへばりついている。 午前中は某案件の企画書。思いがけずあっという間に終わってしまった。夏休みナシだったので、午後は思いきって半休にした。吉祥寺バウスシアターで映画を観る。「エリジウム」。…

村田喜代子「屋根屋」最終回

「群像」11月号掲載。失踪。意外に普通なラストだった…。群像 2013年 11月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/10/07メディア: 雑誌この商品を含むブログ (12件) を見る村田喜代子の作品はこちら

VAIOとMac

六時起床。今日も夏のような暑さなのだが、過剰さや極端さはなく、それなりの秋らしさは感じられる。 Canonの複合機imagepress C1+の調子が悪いので、キヤノンさんに連絡。サービスマンがほとんど一日かけて修理してくれた。昨日到着したSONY VAIO pro 11の…

磯崎憲一郎「恩寵」読了

結局、現代を生きる人間は一人も登場せず、不自然に時空を飛び越えるような転換、飛躍といったものもないまま、作品はラストへ。ただし、移民たちの生きる姿は、ページをめくるにつれ、どんどんマジックリアリズムの色を濃くしていく。非現実的な描写などど…

戻る暑い季節、来る夜の闇

六時起床。また夏の暑さがぶり返しているが、湿度がさほど上がっていないぶんだけしのぎやすい。午前中は喘息の定期検診のため通院。午後は某案件のポスターを考案。あっという間に夜が来た。

磯崎憲一郎「恩寵」

連作短編集「往古来今」に掲載された最後の作品。「私」は登場せず、明治期のハワイ移民の過酷だがうまく(力強く、ではない)生きていく姿が淡々と描写されている。なんだ、このふしぎな面白さは。 【1000円以上送料無料】往古来今/磯崎憲一郎ジャンル: 本…

花子様の誕生日

夜中、のどが渇いたので起き上がって枕元に置いた浄水器から水を飲み、一息ついたところで何気なくスマホの電源を入れてみたら、桜塚やっくんが事故で亡くなったというニュースが目に入った。彼の芸を観たのはテレビで1回くらいしかないのだが、ビジュアル面…

SONY VAIO pro 11

ネットで購入。経理ソフトを動かす必要がある他は、取材時の持ち込みなどのモバイル用途を想定している。最近の取材では、相手の話を紙ではなくデジタルでメモしてしまうことが多い。iPadにBluetoothキーボードをつないで行っていたのだが、時々iPadのメモア…

三浦雅士『私という現象』

こんなに下半身が大変な時に、なぜこんな小難しい本を手に取ってしまったのか。われながら理解に苦しむ。 宮沢賢治の推敲方法について言及されている箇所が興味ぶかかった。賢治の作品には決定稿に至までいたくさんのバリエーションが生まれていることは子ど…

ぐるんぐるん、くるんくるん、びょろん、キュルキュル

六時三十分起床。今日も雨。 雨水を吸い込むような気分で、がばがばと水を飲む。今日は健康診断でバリウムを飲むから朝は食事ができず、八時以降は水分摂取も禁じられている。今しか飲めない。 身支度、動物の世話。朝食をとらないと、これほど朝の時間はゆ…

磯崎憲一郎「脱走」読了

段落という概念をぶちこわしながら迷走するテキストのなかで、逃走をつづける山下清の純朴な嘘と雑草のような生命力は鮮やかに際立っていき、同時に語り手である男の逃走先でのうだつのあがらぬ生き様というか暮らしぶりというか、その姿はどんどん凡庸で鮮…

マフマフ

六時起床。のんびりした朝。仕事は小康状態、残っている分を粛々とこなす。午後はかなり時間が空いたので、資料として購入したもののすでに不要になってしまった書籍をブックオフに持ち込んで処分。その足で吉祥寺に向かい、ヨドバシカメラへ。スペック不足…

磯崎憲一郎「脱走」

日々の生活から逃げ出してひなびた温泉街で働きはじめる五十男に、山下清の放浪譚が入り乱れていく。不思議な混濁。 【1000円以上送料無料】往古来今/磯崎憲一郎ジャンル: 本・雑誌・コミック > 小説・エッセイ > 日本の小説 > その他ショップ: オンライン…

秋だから

深夜、二度も電話が鳴る。一度目は自宅の電話、二度目は会社。どちらも出た途端に切られた。いたずらだろうか。腹が立って、一時間ほど眠れなかった。というわけでいつもより三十分遅れの六時三十分起床。眠い。 不快というほどではないが気温は高め。秋分の…

磯崎憲一郎「見張りの男」

語り手の男の昔語りのモノローグだったはずなのに、いつしか源平時代の武将の話となり、相撲取りだった郵便配達の話になり、妻のぼやきになる…。と書くと散漫な作品のように思えるが、実にトリッキー、そして不思議な統一感がある。すごい。 【1000円以上送…

Y's for livingのサイドチェア

大塚家具で買った白い合成皮革のダイニングチェアが四年くらいで壊れはじめ革も劣化が甚だしいので買い替えることにした。その前に愛用していたY's for livingのチェア、ものすごく気に入っていたので、結局それにもどすことにした。本店に電話したらオーダ…

ゴイサギと猫

五時五十五分起床。不規則に強弱を繰り返す雨音は、強い時よりも弱い時のほうがより耳に響くような気がする。響くというよりは、中途半端な静寂、その不完全さにばかり聴覚が向かっているからだろう。雨音よりは、空気の流れるノイズのようなものを、無意識…

磯崎憲一郎「アメリカ」読了

私小説的な回顧談かと思いきや、いつの間にか80年代のシリコンバレーの話にすり替わっている。かすかにつながるテーマ。うーむ、どう捉えればいいのやら。ま、おもしろいと感じたのだから、それでよし、かな。 【1000円以上送料無料】往古来今/磯崎憲一郎ジ…

雨上がりはシュークリームを買って

六時起床。雨。朝から慌ただしく仕事をこなすが、遅々として進まず。午後、雨がほぼやんだので、事務処理のための銀行回りと資料探しのために荻窪界隈をうろつく。背中のリュックがあちこちでかき集めたパンフレットでぱんぱん。シュークリームを買って帰社…